昨年からの継続イベントとして、现代における「知」のありかたを议论する。
本年度は、情报技术の飞跃的発展を背景として、计算机が知を実装しつつあるように见える现在の状况を踏まえながら、知の生产主体としての人间の「身体」の意味を考えたい。人体は、古典的には、知を司る脳と运动を司る身体の二元论的に捉えられることが多かったが、インターネットの発达などにより、身体に接続された脳、さらには身体をインターフェースとした环境までをネットワークと考え、このネットワークそのものを知的なユニットと见なすことも多くなってきている。こうした知の捉え方においては、身体も知の产出を担っているのであり、人间という知的生产主体は、固有の身体を持つことによってユニークな存在たりえていると考えることができる。このシンポジウムでは、こうした认识に立った上で、身体をその一部として备えた人间という情报ネットワークが产出する知=人知と、その主体である人间存在の现在的意义について考える。
また、このように「知」のあり方が変わりつつある现在、大学というプラットフォームはどのような役割を担い、「知」の创出に対してどのように贡献すべきか、议论を行う。
(c) SHINTO TAKESHI
建筑家?建筑学者。1977年生まれ。2012年より现职。専门は建筑构法、建筑设计。効率的にデザインされた近代都市と近代建筑が、人口减少期を迎えて変わりゆく姿を、建筑思想の领域から考察。着书に『シェアの思想』〔编着〕(尝滨齿滨尝出版、2015年)など。
1978年生まれ。着书に『ゼロ年代の想像力』(早川书房)、『リトル?ピープルの时代』(幻冬舎)、『日本文化の论点』(筑摩书房)、『母性のディストピア』(集英社)、石破茂との対谈『こんな日本をつくりたい』(太田出版)など多数。京都精华大学ポップカルチャー学部非常勤讲师、立教大学兼任讲师もつとめる。
1977年明治大学大学院法学研究科博士课程単位修得退学。同大法学部教授、法学部长、教务担当常勤理事を歴任。専门は法哲学、近代イギリス思想史。能などの演剧评论でも知られる。