川岛ゼミナールでは2024年7月2日~4日に新潟県津南町で地域课题の研修を行いました。この研修は津南町役场の全面的な协力を得て実施をしたものであり、町政全般?农林产业?観光产业などのブリーフィングや视察を実施し、新规就农者宅への访问等も行いました。学生たちはとても多くの地域课题に触れることができ、秋学期には报告书を作成し、役场に提出することとしています。
古民家の再活用について
现在、全国的な课题となっている空き家问题への一つのアプローチとして、古民家の再活用を行いました。ゼミ学生の曽祖父母の代からの古民家を学生の宿泊施设として活用しました。学生にとって、「地方の古民家に宿泊するという体験は、普段、都市部に暮らしている私たちにとって新鲜なものでした。设备などはとてもよく整っていたので快适に宿泊できました。通常の宿泊施设と违い津南町に広がる田んぼや周辺に生息する生き物などを身近に感じることができる贵重な机会」となりました。
広大な自然の中にある古民家 家の裏も広々 古民家でバーベキュー
津南の大自然と农业
津南町は、巨大な河岸段丘や、竜ヶ洼、清津峡など自然の复合的な要因によって长い歳月をかけてつくられた独特でダイナミックな景観と森や渓谷によりつくられた静謐な空间が各所にあります。それが古代からの地域文化の形成にどのような影响を与えたのかを学びました。
また、近代における农地开拓や水资源の确保のために行われた大规模な开発が生み出した大平原のような景観が、今、新たに観光资源としての価値を持つようになっていることを実感しました。そして、大自然に囲まれた中で新规就农している方の家を访问し、家族の方と生计や暮らしについてお话を伺うことが出来ました。
川の展望台にて 农林振兴课长太田昌氏による农业の工业化に関するブリーフィング
古代からの河岸段丘の形成と地誌文化の形成について学ぶ
冬の降雪を利用した巨大な冷蔵贮蔵库の见学 新规就农者のお宅でお话を闻く
津南町と文化?地誌
津南町には、縄文时代の遗跡である冲ノ原遗跡があり、土器などの多くの出土品があります。博物馆では特别に縄文土器を触ることができました。また、アンギン编みという縄文时代から伝わるとされる编み物技术が、改めて再生されることで今日も続けられています。縄文时代を主题とした文化研修施设は珍しく、贵重な学习型観光の资源となっていることを学びました。
また、津南町は世界最大规模の国际芸术祭として有名な「大地の芸术祭?越后妻有アートトリエンナーレ」の开催自治体の一つでもあり、地誌?纪行文化をインバウンドなどの観光価値に転换していることも学びました。
観光地域づくり课/観光协会事务局长?石沢久和氏による 世界的な映えスポット清津峡
「縄文体験実习馆なじょもん」の视察、縄文土器に触れる
津南町の财政
津南町のふるさと纳税の返礼品の7割が米ですが、米どころ新潟の近隣の自治体と比べると纳税额はまだ少なく、贵重な自主财源でもあるため、さらなる拡大のための施策が必要だと思いました。町立病院は赤字経営が続いており、毎年约4亿円を一般会计から投入しており、医师の确保なども课题となっています。また町の観光施设の拠点であるニュー?グリーンピア津南も町の财政からの补填により维持されており、豊かな観光资源を持つ津南町の知名度を拡げていくことで、この町の财政问题の対策にすることが必要と考えました。
総务课铃木正人氏による町政全般のブリーフィング 桑原はるか町长との面谈