ー 現代チェコ?コミックを代表する4人の作家たち ー
このコーナーでは、现代チェコ?コミックを代表する作家たちを特集し绍介した。会期ごとにひとりの作家をピックアップし、壁で原画展示を行い、中央の覗き込みケースでは残り3人の现代作家を书籍とともに绍介した。
1968年ブルノに生まれ現在も在住。元々は鍵職人の修業をしていたが、芸術?コミック?そしてイラストへの愛が勝り、 1990年に最初のコミックスを自費出版、4年後には初めての個展を開いた。
2000年以降は、コミックスと絵本を融合した新しい方向性を切り开いた。现在は両方のジャンルの専门性を认められ、広く现代の巨匠として评価されている。长年にわたるコミックスや絵本のプロジェクト、例えば、おそらく最も野心的なコミックスである200ページの长编などによって、いくつかの赏を受赏している。
その長編「ペピーク?ストシェハの大冒険」(The Great Adventure of Pepík Střecha / 2012年)は、2013年にチェコにおいて重要な賞であるMagnesia Litera賞の児童書部門を受賞した。
伝统的な冒険物语とイラストレーションをこよなく爱し、生涯にわたるウッドクラフトリーグ(※)のメンバーであり、そして2人の息子の良き父である彼は、ノスタルジックなトーンと日々のはかない美しさでその作品を彩っている。
彼の作品には、北アメリカ人であるインディアンへの爱と、思春期の物语、そして过ぎ去った今も忘れ难い无垢な幼年期が生き生きと描かれている。
これまでに20以上の个展が开催され、その絵本は英语、フランス语、イタリア语、クロアチア语、ロシア语、スロベニア语に翻訳されている。またコミックスはルーマニアとウクライナで出版されている。
※ウッドクラフトリーグ=本展による追加注。アメリカで1902年に設立され、ボーイスカウト運動の原型になった青少年教育運動「Woodcraft Indians」の流れを汲む自然共生運動。チェコでは1921年に高校の生物教師ミロシュ?サイフルト(Miloš Seifert)が著書『Životem a přírodou k čistému lidství』発表後ボーイスカウトと分化し、独自の発展をしている。
「纸飞行机」は2004年に描かれた1ページのコミックスで、パヴェル?チェフの初期作品。技法的にはやや粗く、モノクロの画面は(特にフルカラーのページと并ぶと)いくぶんスケッチのように见えるかもしれないが、すでに、説明不要の梦のような雰囲気がある。彼は今、文字通りコミックスを纸に载せて世界中に送っている。それが、今まさに日本にも届いたのである。
Vlaštovka
纸飞行机
Pavel Čech パヴェル?チェフ
2004
2011年の短編コミック集『おじいちゃんたち』(Dědečkové)で、パヴェル?チェフは、老人の生活に対して、詩的でノスタルジックな見方を提示する。体力は落ちたとしても、小さな喜びを見出し楽しむ彼らの意志が尊重される。展示されたページは、真夜中に老人が リンゴ畑に星を拾いに行くストーリー、「星」(Hvězda)より。
Hvězda
星
Pavel Čech パヴェル?チェフ
2011
200ページを超える描きおろしのコミック単行本『ペピーク?ストシェハの大冒険』は、いい子だが少し内気な天然パーマの少年?ペピークの成长物语。彼は、恐れを克服し、能动的に生きる道をみつけなければならない。现実と梦の世界とのあいだで自分を见失わないために。梦をみているうちはまちがうことは何もないけれど、世界に受け入れられるためには、旅に出なければならない。时に暗云が立ち込め、危険な目にあうことがあっても。
The Great Adventure of Pepík Střecha
ペピーク?ストシェハの大冒険
Pavel Čech パヴェル?チェフ
2012
「もし夢なら 今すぐ目よ覚めろ!」と、見開き左下の吹きだしを通して、木製の洗面器に乗ったペピーク?ストシェハは思っている。北斎風の波、激しい嵐。ほとんどすべてが失われたかと思ったとき、遠くに光を見出し、イルカに救われ海岸に導かれる。島へ、安全に。彼は旅を続けることができることとなった。
The Great Adventure of Pepík Střecha
ペピーク?ストシェハの大冒険
Pavel Čech パヴェル?チェフ
2012
旅の终わり、ペピークは庭にうち捨てられた小さな家を见つける。気づかないうちに彼の心は无気力では无くなり、ぼんやりした灰色や青、緑から、明るく辉く金色に涂りかえられた。
“まばゆい太阳の光が木々の间から差し込み、不思议な琥珀色で森を覆う。ハエがブンブン飞び回り、鸟は茂みでうたう。”
新しい同级生(たぶん彼の初恋の相手となる少女)に导かれて、彼は自分に与えられた天分を全うしていく。
The Great Adventure of Pepík Střecha
ペピーク?ストシェハの大冒険
Pavel Čech パヴェル?チェフ
2012
パヴェル?チェフの近年の絵本の1つに2014年、ペトロコフより出版された「すばらしきブックミステリー」(Velká knižní záhada)がある。
猫(アルフレッド)とネズミ(キビド)の競争についての古くからの民話をモチーフに、興味深いひねりを加えた近年の絵本。古典的な冒険物語やマンガがいっぱい収蔵されている図書館で、二匹が争うのがこの本の魅力の一つ。このイラストの活き活きしていること! これは、アルフレッドが誇らしげに自分の獲物コレクションを飾っているところである。 キビドの頭は次の尊い獲物になってしまうのだろうか?
Velká knižní záhada
すばらしきブックミステリー
Pavel Čech パヴェル?チェフ
2014
↑中央覗き込みケースのようす。
チェコ共和国のコミックスは、今、黄金期にあるといえるかもしれない。すべてのイデオロギー的抑圧がなくなり、世界と相互交流できるようになったため、世界中の代表的なコミックスにチェコ语で目を通すことができ(日本のマンガ含む)、翻訳前のおもしろい作品もほぼ手に入れることができる。また现代のコミックスだけでなく、20世纪チェコの有名なコミック作家のコレクションなども编纂され、若い読者も先駆者の仕事を知ることができる。しかし最も重要なのは、コミックスが、低俗で马鹿げたものであるというレッテルがなくなったことだ。コミックスの评価が、「コミックスが発展した」国々と同様、肯定的なものになったのである。
一方、チェコ?コミック史の転换点となった、チェコ?コミックならではの出来事もある。そのうちの重要な3つの出来事はまるで魔法のように2000年に起こった。
まず、パヴェル?チェフ(1968-)の初出版作品『ルディ』の刊行。そして、自费出版のコミック雑誌『础础搁骋贬!』の创刊。3つ目は、现代コミックスのコンベンションが初めて开催されたこと。现在も定例化されているコミックス関係のイベントが2000年に始まったのである。パヴェル?チェフと『础础搁骋贬!』登场の重要性は、壁の原画および、ケースで绍介しているので参照してほしい。
2000年以降は、出版の形态が根本的に変化した。若い世代にとってはインターネットが、コミックスを発表する际のもっともアクセスし易く、独立性も高いプラットフォームとなった。自费出版が盛んな时代は终わったが、少数のコピー本のアンソロジーや雑誌はまだ存在し、时にはシルクスクリーンで印刷された凝ったものも出されている。また、新闻等の伝统的なメディアでも、时にはコミックスを掲载している。だが、主流は単行本での出版である。书店や図书馆で、コミックスが自动的に児童文学に分类される时代は终わりを迎えた。
パヴェル?チェフのほかにも、现在のチェコ?コミックシーンで活跃するアーティストのグループがいくつかある。
まず、2000年以前は雑誌で描いていたが、近年、単行本として出版されるグラフィックノベルの作家へと移行しているグループ。中央の机型ケースで绍介しており、3期に原画を展示するルチエ?ロモヴァー(1964-)はその中でも最も注目すべきアーティストである。
もう一つは、2000年以降、自费出版でデビューした、主に作者自身が着作権を管理しつつ活动する作家たちである。おそらく最も成功したのは、プラハの美术アカデミーを卒业したイジー?グルス(1978-)である。彼の习得した絵画技术は、いくつかのグラフィックノベルに表れ、目を见张るものがある。ブランコ?イェリネック(1977-)、ホンザ?バジャント(1979-)、トイボックス(1978-)などもここに属している。
従来の商业的コミックスの作风で描き続けているアーティストの中で最も人気があるのは、19世纪の古典的冒険小説を现代风にコミカライズしたぺトル?コプル(1976-)だろう。かつて主流だった児童向けコミックスを描く作家は、トマーシュ?フルト(1976-)やダン?チェルニー(1982-)のような着名なアーティストが登场してはいるが、全体に少なくなっている。
他の芸术分野で主に活跃しているアーティストが、コミックス制作に参加している场合もある。例えば、着名な作家であるヤロスラフ?ルディシュ(1972-)は、グラフィックノベルの叁部作、「アロイス?ネーベル」(ドイツ语、フランス语訳あり)の原作者だ。映画制作に関わっているヴォイチェフ?マシェクとジャン?ババン(ともに1977-)は、同时に最もオリジナリティあふれるコミックス原作者の代表でもある。ダヴィッド?ベーム(1982-)とイジー?フランタ(1978-)は、美术业界とコミックス业界を行き来することに成功している。
チェコ?コミックは(国が何度も変动することによって)伝统が十分に根付いていないことや、市场规模の小ささなどの问题を抱えてはいるが、20年以上にわたって継続し、発展している。その未来は明るいだろう。
车掌、アロイス?ネーベルについての叁部作は今世纪に入ってもっとも大きな影响力を持ったチェコ?コミックだろう。この物语は国家的なトラウマについて描き、一般社会に対してコミックスがもう子どものためだけのものではないことを印象付けた。原作者のルディッシュは着名な文学者。ドイツ语、フランス语に翻訳され、アニメ化もされている。
Alois Nebel-Bílý potok
アロイス?ネーベル 1巻
Jaroslav Rudiš, Jaromír 99
ヤロスラフ?ルディシュ、ヤロミール99
2003
Alois Nebel-Na trti
アロイス?ネーベル 3巻
Jaroslav Rudiš, Jaromír 100
ヤロスラフ?ルディシュ、ヤロミール100
2008
痴辞濒别尘补苍(ヴォルマン)シリーズは2007年に始まった。名前に「マン」がつくので正义の味方っぽく感じるかもしれないが、ヴォルマンはスーパーヒーローではない。ここで语られる物语には日常と都会のファンタジーがミックスされ、若干の自伝的(または少なくとも个人的)なモチーフも织り交ぜられている。描き下ろし単行本4册と、大判のものは雑誌に连载されたものを集约したバージョン。
Voleman 1 ヴォルマン1
Voleman 2 ヴォルマン2
Voleman 3 ヴォルマン3
Voleman 4 ヴォルマン4
Jiří Grus イェジィ?グルス
2007,2007,2008,2009
Voleman ヴォルマン完全版
Jiří Grus イェジィ?グルス
2010
ダヴィッド?ベームはチェコ美术界で尊敬すべきアーティストとして知られる。彼はいまのところ唯一のコミックスアルバムであるこの本においてアフリカの民话(正确には学校のプロジェクトとしてアフリカの子供たちが文字化したアフリカの民话)を描いている。
Ticho hrocha
カバの沉黙
David B?hm
ダヴィッド?ベーム
2009
21世纪に入ってコミックス制作をはじめたクリエイターたちはチェコでは「ジェネレーション?ゼロ」と呼ばれることがある。彼らは出版可能性「ゼロ」の状态から活动をはじめ、収入の见込みも「ゼロ」、そして叁つの「ゼロ」がついた2000年に活动をはじめたからだ。
různí: Generace Nula
ジェネレーション?ゼロ
various 共著
2010
このアンソロジーは、20世紀の全体主義体制についての様々な目撃者へのインタビューに基づき、異なるアーティストたちによって描かれた13の短いコミックを集めたものだ。開いたページは今チェコで注目のコミック作家、ヴァーツラフ?シュライヒ(Václav Šlajch)のページ。
různí: Ještě jsme ve válce
私たちはまだ戦火の中にいる
various 共著
2011
时间が止まったらあなたはなにをするだろうか? このファンタスティックな物语の主人公にとって、それは奇妙な现代の都市景観をさまよい、惊嘆しつつもただ生きることだ。
Pán času-Přízračná tvář
タイムマスター:スペクトラル?フェイス
Branko Jelinek
ブランコ?イェリネク
2012
伝记コミックスは现代チェコ?コミックにおいては非常に大きなサブジャンルを形成している。この着名な作曲家についてのレナータ?フチコヴァの作品はその最良のサンプルのひとつだ。こうしたコミックスでは読者に教养とメッセージ、娯楽を同时に提供することができる。
Antonín Dvořák
アントニン?ドヴォルザーク
Renáta Fučíková
レナータ?フチコヴァ
2012
エミール?ザトペックはチェコスポーツ界の伝説である。彼は1948年のロンドンオリンピック、1952年のヘルシンキオリンピックにおいて合计叁枚の金メダルを获得した。この伝记コミックスは彼の物语に潜む政治的文脉を纽解き、2016年発売のグラフィックノベル最大のベストセラーになった。
Zátopek
ザトペック
Jan Novák, Jaromír 99
ヤン?ノヴァーク、ヤロミール99
2015
2003年から05年にかけて出版された、この奇妙なタイトルキャラクターについてのシュールレアルな叁部作は、幻想的な心理と父と子の感动的な物语とを结びつけている。
ブランコ?イェリネクにとってオスカー?エドは一种の「役者」である。彼はすべての物语でオスカーを使い続けているが、その度に异なった役柄を演じている。
Oskar Ed 1díl
オスカー?エド第1部
Branko Jelinek
ブランコ?イェリネク
2003
Oskar Ed - Oči
オスカー?エド:眼
Branko Jelinek
ブランコ?イェリネク
2014
死についての个人的な物语。开かれた心をもったアナーキストの肖像と死に打ち克つためのファンタジーという梦が语られている。
Moje kniha Vinnetou
私の本?ウィネトウ
ToyBox
トイボックス
2014
トルトノフ市の创立伝説に材を採ったグラフィックノベル。龙との戦いの物语を个人的な责任、诱惑、人格についての思索的な物语へと再构筑している。
Drak nikdy nespí
ドラゴンは眠らない
Vojtěch Mašek,Džian Baban,Jiří Grus
ヴォイテク?マセック、ジアン?ババン、イェジィ?グルス
2015
ファノーシュは少年ゴーストバスターだ。彼は超自然的な怪物をやっつける!願わくばとびっきりのご褒美もいただいて! ダン?チェルニーはこの「超シリアスな」キャラクターについての愉快な物語を数多く描いてきている。
ファノーシュの物语のほとんどは、ブラック&ホワイトで描かれている。このリンバーガーチーズの幽霊に関する短编は珍しくカラーの作品。展示は同作が表纸を饰る『础础搁骋贬!』11。
Fanouš - Továrna zkázy
ファノーシュ:悪魔の工场
※手前?右奥の2册
Dan Černý
ダン?チェルニー
2012
Fanouš - Romadurový teror
ファノーシュ:リンバーガーチーズの恐怖
Dan Černý
ダン?チェルニー
2012
ファノーシュが宇宙人につかまった友だちの女の子クリトラを救出しに行く话。
ファノーシュのダン?チェルニーによる昆虫の世界を舞台にしたスーパーヒーローパロディ。伝统的な児童向けコミック誌『Č迟测ř濒í蝉迟别办』に连载。
Fanouš - Tři Úkoly Pro Klytoru
ファノーシュ:クリトラの3つの试练
Dan Černý
ダン?チェルニー
2012
Tryskošnek
スーパーかたつむりくん
Dan Černý
ダン?チェルニー
2017
非常に高い评価を受けている、最近出版されたチェコスロヴァキアの现代史におけるターニングポイントを描く、全9巻のシリーズ。この巻は1948年2月の共产党による権力掌握に焦点を当てている。
Češi 1948 -Jak se KSČ chopila moci
チェコ人1948:共产党はいかにして権力を掌握したか
Pavel Kosatík, Karel Osoha
パヴェル?コサティーック、カレル?オソハ
2016
2000年以降のチェコのコミックスカルチャーは『础础搁骋贬!』誌だけでなく、さまざまな自费出版プロジェクトを生み出している。こうしたプロジェクトの多くは営利目的ではなく、発行部数も少ない。
様々なチェコ?コミック本(雑誌や自费出版など)
Various Czech comics magazines and fanzines
2000-2016
2003年から09年にかけて発表された、モンスターキャバレー叁部作は、中央ユーロッパの歴史について、シュールレアルな笔致と幻想的で皮肉なテーマとを织り交ぜて描いている。
モンスターキャバレーのクリエーターたちが描いた别の作品。彼らの架空世界を拡张し続けている。彼らは当初この特别で奇妙な隣人たちの物语を週刊のニュース雑誌で连载していた。
Monstrkabaret Freda Brunolda 3.díl Poslední chobotango
フレッド?ブルノールドのモンスターキャバレー 3巻
ラスト?ゾウの鼻?タンゴ
Vojtěch Mašek, Džian Baban
ヴォイテク?マセック、ジアン?ババン
2008
Pandemonium
パンデモニアム
Vojtěch Mašek, Džian Baban
ヴォイテク?マセック、ジアン?ババン
2008
モンスターキャバレーの架空世界はコミックに限られていない。モンスターキャバレーの物语は演剧やショートムービーというメディアでも発表されている。また、隔週刊カルチャー誌『础2』に连载されているこの作品のようにコミックストリップとして雑誌连载される场合もある。
Hovory z rezidence Schlechtfreund
スフレフトロイド屋敷からの会话
Vojtěch Mašek, Džian Baban
ヴォイテク?マセック、ジアン?ババン
2005-现在
全3册の「ネゴシエイテッド?ストーリーズ」プロジェクトの一册。ジプシーの少女ケヴァを语り手に、チェコ人の人种的偏见や思春期の悩みを描く作品、チェコでは珍しいドキュメンタリーコミックスであり、オピニオンを提示することを恐れないスタイルをもっている。
O přibjehi: Keva
ネゴシエイテッド?ストーリーズ:ケヴァ
Máša Bořkovcová,Markéta Hajská,Vojtěch Mašek
マーシャ?ヴォジコフツヴァー、マルケータ?ハーイスカー、
ヴォイテク?マシェック
2010
1989年のビロード革命以来、多くの作家は以前は禁じられていた大人向けの作品を手掛けるようになり、チェコの子ども向けコミックスは后景に追いやられた。トマーシュ?フルトはいまも年少児童向けの作品を描き続けている数少ない作家のひとりである。
Kája a Filip
カヤとフィリップ
Tomáš Chlud
トマーシュ?フルト
2008
未来から来た兄弟の冒険を描いているトマーシュ?フルトの作品。2012年に始まり现在も続いている。友だちのロボットの助けを借りて彼らは时を遡り、チェコや世界におけるさまざまな文化的、政治的事件に立ち会うことになる。
Cyril a Mikuláš
ツィリルとミクラーシュ
Tomáš Chlud
トマーシュ?フルト
2012
Cyril a Mikuláš
ツィリルとミクラーシュ
Tomáš Chlud
トマーシュ?フルト
2013
チェコの子供向けコミックスには伝统的に「犬探侦」のキャラクターが存在している。拟人化された犬の探侦たちはしばしば鹿撃ち帽をかぶりシャーロック?ホームズにオマージュを捧げている。
Komisař Vrťapka (hračka)
ヴルチャプカ警视(玩具)
Pavla a Tomáš Etrychovi,Petr Morkes
パヴラ&トマーシュ?エトリッヒ、ペトル?モルケス
2011
Komisař Vrťapka -Sebrané spisy 3
ヴルチャプカ警視 選集3
Pavla a Tomáš Etrychovi,Petr Morkes
パヴラ&トマーシュ?エトリッヒ、ペトル?モルケス
2011
文学のコミカライズは、チェコのコミックス界では20世纪には盛んだったが、21世纪になるとあまり一般的でなくなった。そのうちの珍しい例がこの本。このアレクサンドル?デュマの古典的冒険活剧のコミックス版は季刊の子ども向けコミック誌に连载されている。着者のぺテル?コプルは、以前からある伝统的な描き方のコミック作家の中では、最も人気がある作家のひとりである。
Tři mušketýři
叁銃士
Petr Kopl
ぺテル?コプル
2015,2017
パヴェル?チェフのデビュー作。勇壮なスクーターレースの物语。
Ruddy
ルディ
Pavel Čech
パヴェル?チェフ
2000
老人たちの冒険や梦を诗的な笔致で语った短编集。タイトル以外はセリフの入らないサイレントコミックスである。
Dědečkové
おじいちゃんたち
Pavel Čech
パヴェル?チェフ
2011
200ページを超える长编グラフィックノベル。いい子だが、少し孤独な少年ペピークがコンプレックスに打ち克ち、自らの心の动揺と闘いながら、より积极的な人生を切り拓いていこうとする成长物语。
Velké dobrodružství Pepíka Střechy
ペピーク?ストシェハの大冒険
Pavel Čech
パヴェル?チェフ
2012
200ページを超える长编グラフィックノベル。いい子だが、少し孤独な少年ペピークがコンプレックスに打ち克ち、自らの心の动揺と闘いながら、より积极的な人生を切り拓いていこうとする成长物语。
パヴェル?チェフはコミックス?クリエイターとしてだけではなく、イラストレーターとしても知られている。このささやかな画集はその証拠のひとつである。
Dobrodružství Rychlé Veverky 2 - Poklad
クイック?スクォーレルの冒険2 宝物
Pavel Čech
パヴェル?チェフ
2013
ZOOOM 2 ズーム 2
Pavel Čech パヴェル?チェフ
2013
猫(アルフレッド)とネズミ(キビド)の竞争についての古くから伝わる民话をモチーフに兴味深いひねりを加えた、近年発表された絵本。古典的な冒険物语やコミックスがいっぱい収蔵されている図书馆を舞台に二匹が争うことがこの本の魅力の一つである。
展示のページでは、2匹が有名な「リフレー?シーペ」(「速い矢」)の中を駆けめぐっている。
Velká knižní záhada
すばらしきブックミステリー
Pavel Čech
パヴェル?チェフ
2014
雑誌『础础搁骋贬!』は「新しいチェコ?コミック」の代表的な出版形式のプラットフォームとなった雑誌である。同誌は一種の自費出版として2000年にスタートしたが、後に年刊の定期刊行物へと発展していった。
『础础搁骋贬!』1
『ア゛ア゛ー!』1
2000
2010年、『础础搁骋贬!』誌はこの豪華なハードカバーの記念号を発刊し、10周年を祝った。
『AARGH! Výroční speciál』
『ア゛ア゛ー! アニバーサリー?スペシャル』
2010
『础础搁骋贬!』誌は若手とベテランに対し隔てなく誌面を提供している。また、その誌面の重要な要素のひとつとして、チェコ周辺のヨーロッパ諸国のコミックシーンのマッピングをおこなっている。
『础础搁骋贬!』10
『ア゛ア゛ー!』10
2011
近年になって『础础搁骋贬!』誌は40~50ページのより長い作品を掲載するようになってきた。この長さの作品は現在のチェコ?コミック市場には適した掲載媒体がないため、これまでは出版機会を得られなかったものである。
『础础搁骋贬!』15
『ア゛ア゛ー!』15
2016
現在『础础搁骋贬!』誌は、その号に寄稿しているアーティストが別途作成したバリアントカバー版(中は同じでカバーだけバリエーションがある版)も発行している。展示左側はカテジナ?チュポヴァー(Kateřina Čupová)、右側はズザナ?チュポヴァー(Zuzana Čupová)による表紙。
『础础搁骋贬!』16
『ア゛ア゛ー!』16
※上下とも
2017