东京学芸大学附属高等学校で9月26日、理工学部机械工学科の石田祥子准教授による特别讲义が実施されました。石田准教授は「折纸で作ったタイヤで车は走れるか?」と题した讲义を通して、讲义に参加した1?2年生26名に、折纸の形が変化するメカニズムや社会での応用、自由な発想の大切さなどを伝えました。
石田准教授は讲义のはじめに、日本の伝统文化であり芸术でもある折纸が、身近にある折りたたみ伞や饮料缶、宇宙工学にまで応用されている事例を绍介し、どのような数理的思考がそうした构造の设计を可能にしているかを解説しました。
また、石田准教授が研究室の学生12名と取り组んだ「折纸タイヤプロジェクト」で、4本でわずか7キログラムの纸製タイヤで1トンの车を走行させた事例も绍介し、教室では惊きの声があがりました。
讲义の最后に、生徒たちは数理に基づいて设计された折纸に実际に触れ、2次元から3次元に大きく形を変える折纸工学を体感しました。
石田准教授は生徒たちへ「折纸を折纸として捉えていれば新しいアイデアは生まれません。固定観念を払拭し、自由な発想をすることが大切です」と呼びかけました。また、自由な発想を実际に形にするためには数学や物理の知识が必要になることを説明したうえで、「受験勉强をしている中では実感しづらいかもしれませんが、今やっている勉强は将来に必ず结びつきます。进みたい道や梦を想像しながら顽张ってください」とエールを送り、讲义を终えました。
生徒からは、「纸でタイヤを作り、车を走らせたのには惊きました」「先入観にとらわれず、日常に疑问を持つこと、日々考えることが大切だと思いました」といった感想が寄せられました。
この講義の採録記事は2022年10月28日(金)の日本経済新聞 高校生特別版 広告特集で紹介されました。