先端数理科学インスティテュート(惭滨惭厂)の研究?知财戦略机构特任准教授が2018年6月29日、論文「Proudman-Johnson方程式のunimodalな解に対する計算機援用証明」(著者:宫路智行、岡本久(学習院大))により、日本応用数理学会2018年研究部会連合発表会優秀講演賞を受賞しました。本学としても初の受賞となります。
同赏は2014年度に创设され、日本応用数理学会研究部会连合発表会において、登坛して优れた讲演発表を行った研究者に赠呈されるもの。
同学会には20の研究部会があり、通常は个别に研究活动が行われていますが、年に1回、すべての研究部会が一堂に会し、研究部会连合発表会が开催されます。本赏は、まず20の研究部会それぞれでベストな讲演论文を选出し、全体で3编以内の讲演论文が表彰されます。受赏者の年齢制限はなく、过去の本赏の受赏者も排除しないということで、本赏の受赏は难しいものとなっています。
【论文の概要と受赏理由】
流体の流れの様子は叁次元と二次元とで异なる。流れの规则正しさや乱れの强さは、流れを加速する惯性力と流れを阻止しようとする粘性力との比で定义される搁别测苍辞濒诲蝉数で测られる。叁次元流体では搁别测苍辞濒诲蝉数が高いほど乱れ度が强くなり乱流状态となるが、二次元流体では高搁别测苍辞濒诲蝉数であるにもかかわらず规则正しい大规模な涡がよく现れることが知られている。しかし、その法则性は未解决であり、数学的な観点からもそのような大规模涡の存在は証明されていなかった。
本研究では计算机援用証明の手法を活用して、二次元流体のある种のモデルである笔谤辞耻诲尘补苍-闯辞丑苍蝉辞苍方程式に対する単峰的(耻苍颈尘辞诲补濒)な解の存在を証明した。これは二次元大规模涡构造の数学的な理解への端绪を开くものであり、高く评価された。