1月13日(日)に第6回熊野学フォーラムを開催しました。本事業は,2006年に取り交わされた協定をもとに,毎年講座の内容を新宮市?明治大学双方で協議し,首都圏在住者に、熊野地域の自然?歴史?文化をはじめ世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」について理解を深めてもらうために実施するもので、今回も1000名を超える申し込みがありました。なお、今回社会连携机构初の試みとして、しました。
2月上旬より、i Tunes U でも公開しています。
講演に先立ち明治大学を代表して,藤江昌嗣副学長?社会连携机构長から社会连携机构の取り組みについて紹介があり「受講生の皆様にはご自身の思い、生き方を考える素晴らしい時間となるよう願う」旨、また、田岡実千年新宮市長が「熊野学」への思いを述べ「多数のご来場を感謝すると共に是非素晴らしい熊野を訪れて下さい」と各々挨拶がありました。
开讲スピーチは宗教学者の山折哲雄氏が「熊野の火祭りはイザナミノミコトの魂を癒すため、祟りを回避するために村共同体の若众宿の若者たちが支えた」と仮説をたて「熊野の奥に坠落しよう」と题した思いを语りました。また、日本史研究家の圭室文雄明治大学名誉教授は「游行廻国する『生き仏』に映る熊野」と题して、江戸时代の特に熊野巡礼が単なる宗教活动によるものではなく経済活动と密接に繋がっていたことを具体的事例に基づき讲演しました。引き続き、特别讲演では、宗教人类学者の植岛启司氏が「石が万物のおおもと、石は人の精神の仕组みに何らかの関わり影响与えたに违いない」と语り「石の力」と题し讲演、また、脳科学者の茂木健一郎氏は「脳の进化の道筋はいまの文明とは全く违う。脳には文明世界では全く使っていない、呼び覚まされず眠っている古层、本能みたいなものがあり、これをバランスよく使い癒しを得る事が出来る。辛い时代の今こそ古层を掘り起こすときだ」等として、人间と自然の远大な関係を「永远の故郷のクオリア」を演题にして话されました。
最后のパネルディスカッション(『熊野円座』)は山折氏をコーディネータとして、各氏がパネリストとなり神仏习合、神仏混淆、廃仏毁釈、神道、キリスト教、民族、文化、クオリア(冷たい、まぶしいと感じる质感)、无常、阪神淡路大震灾、东日本大震灾等について话し合う『熊野学実験室』が展开された。受讲生からは、神社仏阁に参拝するということは自分の心を整えることである、古层を掘り起こすために熊野に行きたい、内容が多岐にわたり多くの気付き、学びを得た、充実した时间を过ごせたとの声が寄せられました。
讲座终了后は「交流の夕べ」が开催され、100名を超す皆様が讲师を囲んで和やかな内にも热気あふれる恳谈、恳亲会となりました。