副学长(国际交流担当) 胜 悦子
近年新興国の世界経済でのプレゼンスは益々大きくなっており、本学もそれら諸国との国際連携を強めています。4月のマレーシア?ナジブ首相の名誉博士贈呈?講演、5月のラオス首相の講演、後期開催のアフリカ講座における南アフリカ大使、エジプト大使の講演,10月のチュニジア共和国高等教育大臣?全権大使の来訪、11月のロシア農業団体の农学部訪問、タイ?シーナカリンウィロート大学代表団の来訪、ベトナム外務大臣来訪および日越学長会議の開催など、新興国の高等教育関係者の本学来訪が目白押しとなっています。また、日本北アフリカ学長会議、ブルガリア?ソフィア大学での学長会議、セルビア?ベオグラード大学での学長会議、モスクワ大学での日露学長会議等にも本学は参加し、アフリカ、旧ソ連東欧の大学との関係も強めています。
新兴国は、近年の継続的な経済発展の结果所得が大きく伸びていること、人口増加が见込めること、技术导入、政府ガバナンス强化、法的インフラ整备、公司経営管理强化の必要があることなどを背景に、高等教育に対するニーズは急激に増大しています。一方で、大学教育の质保証の面では遅れているため、政府支援や先进诸国翱顿础などもあって、先进诸国大学への潜在的留学生数は大きいと言えます。それに呼応して英米豪州など英语圏の大学は、世界各国の留学生を诱致すべく、国际化を急速に展开しています。政府の役割も大きく、マレーシア、エジプトなどでは日本政府の协力のもと、理工系の新たな大学が设置されることが検讨されています。しかし、昨今の先进国财政危机で、奨学金の缩减、高等教育予算の缩减など取り巻く环境は厳しいものとなっています。
现在本学の留学生については、韩国?中国など汉字圏からの留学生が约8割を占めていますが、今后は、成长着しいタイ、ベトナム、インドネシア、マレーシアなどからの优秀な私费留学生を受け入れることが重要になると考えられます。新たに设置された学部英语コースでも多様な国からの受入れが见込めます。多様な新兴国から、优秀な私费留学生を受け入れるには、留学生入试の枠组みの検讨、竞争的奨学金の导入、英语コースの新设、留学生相谈室の设置などのインフラ整备が必要となるでしょう。留学生と本学学生との一层の交流を通じ、キャンパス内での国际化?多様化が进むことは、日本人学生のグローバル人材育成に大きく役立つと考えられると同时に、多様な国との交流は、世界の安定にも繋がることが期待されます。