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Go Forward

新たな出発に向けて

2011年04月18日
明治大学

副学长(教务担当)?教务部长 伊藤 光


 3月11日、まさかと思うような1000年に一度といわれるマグニチュード9.0の东北地方太平洋冲地震が発生しました。その大地震による巨大な津波がもたらした被害は甚大で、言叶にならないほど想像を絶するものでした。その后に频発する强い余震に加え、福岛の原発事故による电力不足や放射能漏れによって、东日本全体が大震灾に见舞われています。ここに被灾された方々にお见舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧?復兴を愿うばかりですが、その道のりは长く厳しいものと思われます。このような激変した极めて不安定な社会状况に鑑み、诚に残念なことですが、日本武道馆での卒业式を中止せざるを得ませんでした。

 この2月、公正?厳正な入试の実施に努めて入学试験が无事终わり、幸いにも昨年のような新型インフルエンザによる追试験を行うまでもなく、多くの受験生が元気に入试に临めたことに安堵しておりました。昨年に引き続き本学には多数の志愿者があり、益々明治大学に託された教育に重い责任を感じているところです。3月、明治大学の教育に锻えられ逞しく成长した学生达が、厳しい就职活动も乗り越えて学窓から実社会に巣立ってまいりました。しかし、日々の报道にあるように日本の置かれた実情は诚に厳しく、また一方の世界の现実も激しく揺れ动いており、苦难の多い社会が彼らを待ち受けていると思います。この中でこれまで大学で培った自ら考え行动する力を発挥し、若さ溢れるエネルギーと大きな梦を持って活跃してほしいと愿っています。

 本来ならば、4月当初から新たな大学生活を大いに期待していたところですが、安全を考え入学式も中止せざるを得ませんでした。それに伴い学年暦を改め工夫し、新学期のガイダンスを4月下旬に繰り下げ、授業は5月2日から(法科大学院?専门职大学院は4月18日から)開始することとしました。夏までの祝日もすべて授業実施日に振りかえるとともに、補講?レポート?eラーニング授業なども実施することによって 、できる限り教育の質保証を保つように力を注いでいきます。また災害に遭われた入学予定者、就学困難となった外国人留学生に対して入学時期を延期する措置も講じています。すでに在校生の健康診断もはじまり、就職支援も順調に進んでいます。大震災支援活動も行われています。大学は節電にも努め、安心して勉学できるように安全対策にも十分配慮しています。都心で学ぶ大学生活に可能性を秘めた若者の期待に応えるべく、大学は全力で支援します。安心して大学生活に臨んでください。皆さんと会えるのを心待ちにしています。