明治大学教育会长に就任して
田中彻太郎
この度,第11回明治大学教育会総会?研究大会において,2期4年にわたり教育会会长としてご尽力顶いた高桥靖之先生から引き継ぎ,新しく会长となりました。别府昭郎先生の优れたリーダーシップで创设された本会の発展に尽力いたすことをお誓い申し上げます。
生徒との宫城県ボランティアは,今年で7年目になります。子どもたちのしなやかな强さ,生が存在しているそのことの大切さをかの地の皆様から繰り返し伝えられました。
「梦だけはこわせなかった大震灾」东日本大震灾时小学5年生が咏んだ句。
「もしドラえもんのどこでもドアがあれば」「Back to the Futureが実现したらお前に早く逃げろと言えたのに!」「大切な子どもたちの命をお预かりしていることを忘れないで下さい」大川小学校のご遗族の言叶です。
冒头の句は,本人の心の结晶から涌き出た言霊のようです。教えられたことではなく,内面の叡智からほとばしりでたのです。知识や技术は教えられますが,本当に大切なことは,伝わり,伝えられたことを咀嚼した自らの「気づき」によってしか得られないのでしょう。
女川町,大川小学校の「祈り」,生命への「拝」は,常に问いたい自戒です。
生徒指导で问题のある子として决めつける安易さ。问题を抱えている子として目の前の子の痛みや辛さを感じ,同じ生身の人间として相対する実存への谦虚を忘れないようにしたいのです。
いのちへの无条件の感动?共感こそが教育者の原动力,立脚地です。
我が国は,「直接投资?间接投资」の収益が「贸易黒字」を遥かに上回り,「高付加価値技术立国」「投资立国」「観光立国」の道程を歩んでいます。地球人として,世界中に教え子たちは,飞び立っていきます。世界の无电化地域の人口は,未だ15亿人を超えます。日本製のソーラーランタンの灯火の下で学ぶ,アジアやアフリカの若人に感动?共感し,「共に未来を拓く」健康的な人间観を有する青年を辈出することが私たち教育者の使命です。
本学出身教育者は,「権利自由」「独立自治」の旗翳し,勤务校の「建学の精神に拠り,この原动力を础にし,真挚に诚意を込めて,教育に迈进されています。
本会がこの使命のための一助になりますよう诚心诚意努力してまいります。
2019年1月吉日