座談 世界に向けて
骏河台C地区整备计画は、世界に向けての研究拠点として2013年4月竣工を目指す。ここで展開される大学院教育、国際的かつ先端的な教育?研究の展開について土屋恵一郎?常勤理事(教務担当)進行の座談を一部抜粋して掲載する。
※ 全文バージョンは現在、鋭意製作中です。
土屋
骏河台C地区整备计画による国際的な連携も含めて、それぞれのお立場からお話ください。
吉村
プロジェクト型研究というのでしょうか、教员が大学院生と一绪に共同研究を进めていくことが非常に重要で、大学院改革のために大きな役割を果たすと思っています。また、大学院全体としての国际化と、各研究科を横断する国际教育プログラムを展开します。例えば、人文系ですと外国から来る留学生の日本文化研究、社会系の场合は统计?金融など、东アジアをにらんだ企画です。大学院の教育としても、研究としてもやるということです。
土屋
将来の大学像として、どれだけ横の连携ができるのかということになりますね。
吉村
国际化という面ではいままで、国际连携本部、研究知财本部、大学院がバラバラになっていた。それを空间的にも同じところで、日常的に共同プロジェクトを国际的に発信できるシステムが整うということは、非常に大きな意味を持ちます。
土屋
プロジェクト型研究の象徴として国际総合研究所ができますが、どういう构図を描いているのかお闻かせください。
坂本
大学の研究は、个人的な研究からプロジェクト型の研究に変わってきており、ここではプロジェクト型の研究が本格的に根付いていくと考えています。その象徴が国际総合研究所で、世界に政策を発信する名実ともに国际的な研究基盘ができると思います。
土屋
课题であった研究面での活性化が进み、大学院との连携も含めて大学自身が変化していくチャンスですね。
坂本
大学院と一绪の建物ができたということは、まさに大学院生と研究者が、一绪になって、同じ建物の中で自由に行き来をする中でプロジェクト研究ができるわけですから、素晴らしいことです。
土屋
国际的な研究?学术交流がこれからはじまります。海外にはこういう形のものがずいぶんあります。明治大学はどういう形で国际的な研究を进めていくお考えですか。
胜
たまたま现在中教审の大学院部会のメンバーになっているのですが、现在グローバル化や知识基盘社会の进展のために、大学院教育の质保障と向上が必要不可欠とされています。そういう中で明治大学自体を见ると、研究であるとか大学院の充実というのは、まだまだ発展する余地があるのではないかと思っています。先ほどからお话に出ているようなプロジェクト型でシナジー効果が得られるような、学际的な分野での研究というものも非常に注目されています。また、グローバルな意味での知识の集积といったものが大学の质を决めると言われるなか、今回のC地区整备计画はハードの拡充が契机になると思います。ソフトの拡充のオープン化というのも大きなキーワードの1つで、产学官连携ということが非常に重要视される中、広く社会に贡献でき、社会の知识基盘になり得るような国际研究が必要だと思います。
土屋
研究のグローバル化の展开についてはいかがですか。
胜
いま文科省が政策的に展开しているのが、「リーディング大学院」と「世界展开力」などの国际化事业です。グローバル化がこれだけ进んでいる社会の中では、海外との教育研究连携はますます重要になってきています。例えば、経営学や経済学など社会科学の中でもスタンダードな形の英语での教育体系ができ上がってきている面があります。このC地区整备计画を契机として、特に国际共通语である英语での研究连携がフラットな形で进むことを期待します。
土屋
もう一つのテーマとして个人研究の施设的なバックアップはまだ十分ではありません。大学院长、研究担当の副学长として、どういう形の研究施设を考えていますか。
吉村
いまは、1つ1つ个人研究室が分かれていますが、例えば研究の场があって、その周辺に个人研究室を配置する形でやれば、いろいろ议论も活発になると思います。
土屋
昨年ハーバード大学のデザインスクールに行ったときに、大空间の中に仕切りが一切なく、ただ机がブドウ畑みたいに棚型のところに并んでいるんです。奥まったところにちょっと集まれる场所があって、谁がきょう来ているのかもわかるし、何かあれば手を挙げて集まり议论もできる。人文系や社会科学系ですぐできるかどうかわからないですが、そういう研究室や研究栋があってもいい。
吉村
いまは、谁が来ているかトントンとしないとだめですよね。本来、共同研究をする场所があって、その周辺に弥生时代の环濠ではないですが、周りに部屋がある。扉があるないはいろいろ问题があるかでしょうが、いま小学校でも中学校でも扉がないところがずいぶんできてきて、非常に効果があると闻いています。
坂本
私も大賛成です。壁はもう必要ないと思います。経営学の私の分野で言っても、公司では书类や壁をなくして、自分のパソコンだけをきちっと保管していて、そして自由に座ってどんどん仕事を有机的にやっていくという时代に入ってきています。研究もいずれそういう形で壁を、ドアを取り除いて、みんなが一绪に集まるのではないでしょうか。
胜
ハードが変わるというのは、ソフト、中身が大きく変わることになると思っています。坂本副学长が2年前にUTM(マレーシア工科大学)に行かれたときに、国际会议场をご覧になって、ああいったものが明治にあればいいなと言われていました。もちろん今でも学会は毎週学内のどこかで开催されていて、それはそれで非常にいいと思いますが、フラットになった形での国际会议场というものがあると、研究者が集いやすいものになってくるし、それを大きく活用することによって、ソフト面を大きく変えていくことも可能なのではないかと考えています。
土屋
大学の中で毎日のように世界の第一線の研究者が主催する小さなコロックが行われているのが当たり前になるとよいですね。国際会議場もできて、いつでも学会だけではなくて、もう少しインティメートで小さなレベルで毎日何かが行われていて、それに学生が参加すれば、研究の質も全体も変わる。日本で一番人気のある大学は、世界の研究者にとっても人気のある大学になるといい。吉村先生、胜先生、坂本先生、お3方とも同じようなアイデアを共有していらっしゃる。きっといい施設になることと思います。
※ 全文バージョンは現在、鋭意製作中です。
土屋
骏河台C地区整备计画による国際的な連携も含めて、それぞれのお立場からお話ください。
吉村
プロジェクト型研究というのでしょうか、教员が大学院生と一绪に共同研究を进めていくことが非常に重要で、大学院改革のために大きな役割を果たすと思っています。また、大学院全体としての国际化と、各研究科を横断する国际教育プログラムを展开します。例えば、人文系ですと外国から来る留学生の日本文化研究、社会系の场合は统计?金融など、东アジアをにらんだ企画です。大学院の教育としても、研究としてもやるということです。
土屋
将来の大学像として、どれだけ横の连携ができるのかということになりますね。
吉村
国际化という面ではいままで、国际连携本部、研究知财本部、大学院がバラバラになっていた。それを空间的にも同じところで、日常的に共同プロジェクトを国际的に発信できるシステムが整うということは、非常に大きな意味を持ちます。
土屋
プロジェクト型研究の象徴として国际総合研究所ができますが、どういう构図を描いているのかお闻かせください。
坂本
大学の研究は、个人的な研究からプロジェクト型の研究に変わってきており、ここではプロジェクト型の研究が本格的に根付いていくと考えています。その象徴が国际総合研究所で、世界に政策を発信する名実ともに国际的な研究基盘ができると思います。
土屋
课题であった研究面での活性化が进み、大学院との连携も含めて大学自身が変化していくチャンスですね。
坂本
大学院と一绪の建物ができたということは、まさに大学院生と研究者が、一绪になって、同じ建物の中で自由に行き来をする中でプロジェクト研究ができるわけですから、素晴らしいことです。
土屋
国际的な研究?学术交流がこれからはじまります。海外にはこういう形のものがずいぶんあります。明治大学はどういう形で国际的な研究を进めていくお考えですか。
胜
たまたま现在中教审の大学院部会のメンバーになっているのですが、现在グローバル化や知识基盘社会の进展のために、大学院教育の质保障と向上が必要不可欠とされています。そういう中で明治大学自体を见ると、研究であるとか大学院の充実というのは、まだまだ発展する余地があるのではないかと思っています。先ほどからお话に出ているようなプロジェクト型でシナジー効果が得られるような、学际的な分野での研究というものも非常に注目されています。また、グローバルな意味での知识の集积といったものが大学の质を决めると言われるなか、今回のC地区整备计画はハードの拡充が契机になると思います。ソフトの拡充のオープン化というのも大きなキーワードの1つで、产学官连携ということが非常に重要视される中、広く社会に贡献でき、社会の知识基盘になり得るような国际研究が必要だと思います。
土屋
研究のグローバル化の展开についてはいかがですか。
胜
いま文科省が政策的に展开しているのが、「リーディング大学院」と「世界展开力」などの国际化事业です。グローバル化がこれだけ进んでいる社会の中では、海外との教育研究连携はますます重要になってきています。例えば、経営学や経済学など社会科学の中でもスタンダードな形の英语での教育体系ができ上がってきている面があります。このC地区整备计画を契机として、特に国际共通语である英语での研究连携がフラットな形で进むことを期待します。
土屋
もう一つのテーマとして个人研究の施设的なバックアップはまだ十分ではありません。大学院长、研究担当の副学长として、どういう形の研究施设を考えていますか。
吉村
いまは、1つ1つ个人研究室が分かれていますが、例えば研究の场があって、その周辺に个人研究室を配置する形でやれば、いろいろ议论も活発になると思います。
土屋
昨年ハーバード大学のデザインスクールに行ったときに、大空间の中に仕切りが一切なく、ただ机がブドウ畑みたいに棚型のところに并んでいるんです。奥まったところにちょっと集まれる场所があって、谁がきょう来ているのかもわかるし、何かあれば手を挙げて集まり议论もできる。人文系や社会科学系ですぐできるかどうかわからないですが、そういう研究室や研究栋があってもいい。
吉村
いまは、谁が来ているかトントンとしないとだめですよね。本来、共同研究をする场所があって、その周辺に弥生时代の环濠ではないですが、周りに部屋がある。扉があるないはいろいろ问题があるかでしょうが、いま小学校でも中学校でも扉がないところがずいぶんできてきて、非常に効果があると闻いています。
坂本
私も大賛成です。壁はもう必要ないと思います。経営学の私の分野で言っても、公司では书类や壁をなくして、自分のパソコンだけをきちっと保管していて、そして自由に座ってどんどん仕事を有机的にやっていくという时代に入ってきています。研究もいずれそういう形で壁を、ドアを取り除いて、みんなが一绪に集まるのではないでしょうか。
胜
ハードが変わるというのは、ソフト、中身が大きく変わることになると思っています。坂本副学长が2年前にUTM(マレーシア工科大学)に行かれたときに、国际会议场をご覧になって、ああいったものが明治にあればいいなと言われていました。もちろん今でも学会は毎週学内のどこかで开催されていて、それはそれで非常にいいと思いますが、フラットになった形での国际会议场というものがあると、研究者が集いやすいものになってくるし、それを大きく活用することによって、ソフト面を大きく変えていくことも可能なのではないかと考えています。
土屋
大学の中で毎日のように世界の第一線の研究者が主催する小さなコロックが行われているのが当たり前になるとよいですね。国際会議場もできて、いつでも学会だけではなくて、もう少しインティメートで小さなレベルで毎日何かが行われていて、それに学生が参加すれば、研究の質も全体も変わる。日本で一番人気のある大学は、世界の研究者にとっても人気のある大学になるといい。吉村先生、胜先生、坂本先生、お3方とも同じようなアイデアを共有していらっしゃる。きっといい施設になることと思います。