校友?竹中寛之氏(2006年大学院理工学研究科博士後期課程修了)が筆頭著者?共同責任編集著者を務めた論文が、世界で権威があり影響力を持つ科学雑誌『Nature』(Volume 546 Number 7658)にこのほど掲載された。
この論文は、同氏がポストドクトラルフェロー(ポスドク)として勤務していた米国?ペンシルベニア大学のAndrew M. Rappe教授との共同研究によるもの。タイトルは「単結晶リラクサーにおける不完全氷結状態に類似した極性構造(Slush-like polar structures in single-crystal relaxors)」。
この論文は、同氏がポストドクトラルフェロー(ポスドク)として勤務していた米国?ペンシルベニア大学のAndrew M. Rappe教授との共同研究によるもの。タイトルは「単結晶リラクサーにおける不完全氷結状態に類似した極性構造(Slush-like polar structures in single-crystal relaxors)」。
この论文における「リラクサー」とは、阳极性领域と阴极性领域に分离した结晶构造をもち、各种(电気、磁気、力、热、光)のセンサー、あるいはアクチュエーター(物を动かす装置)へ応用可能な结晶のこと。このリラクサーは、その诱电率の周波数依存性にブロードなピークをもつため、诱电体の中では最も注目されている物质。この诱电性の発现机构についてはこれまで未解明であったが、竹中氏が新しい手法を开発し、独创的な视点から理论的に解明している。
竹中氏は、2000年に理工学部机械情报工学科を卒业后、大学院理工学研究科に进み2002年に博士前期课程、2006年に博士后期课程を修了した。课程博士(工学)の学位を取得后、指导教员であった圆谷和雄教授(当时)の绍介で米国?オークリッジ国立研究所の顿.闯.厂颈苍驳丑研究室でポスドクとして、第一原理电子状态解析アルゴリズムの开発とそれによる物质设计の研究に従事。现在も、米国を拠点に研究を行っている。