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本棚『山頭火俳句集』夏石 番矢 編 岩波書店、1,060円+税



夏石番矢(乾昌幸)版「山头火选句集」并びに「日记?随笔抄」である。山头火の俳句を编纂した句集は多く出版されている。山头火にも自选句集『草木塔』がある。夏石氏は、実作者の立场から、山头火の全句集から千句を选び出し、年代顺にし、またその年の句の配列については句作の顺序を推测して行っている。夏石氏の选んだ句は『草木塔』と重なるものは少ない。むしろ、日记の中に眠っていた作品に重きを置いているようである。その选ばれた千句から、山头火の自由律俳句の成立过程や俳人としての山头火の実体が読み取れる。

日记からは、俳句から表出される山头火や、学校で习った放浪の俳人山头火のイメージは感じられない。彼のどろどろとした生活、そんな彼を援助する友人达のあたたかさ。読むのが苦しくなる。慰めはそこに记されている俳句。日记を読んでいくと、夏石氏がそれらの记事を选んだ理由が朧気ながら见えてくる。句についても、全句集から夏石氏がどのような基準で选んだのか考えるのも、本书の楽しみである。
田島 優?法学部教授
(编书は法学部教授)