本誌は、今年创立20周年を迎える世界俳句协会の多言语アンソロジーの第15号である。51ヶ国、39言语、174人、503句、4人の俳论、4人の特集が収録され、世界中の人々が寄せた俳句や俳论が日本语と作者の母语などの両方で読むことができる。「叔母死んだ/母は濒死/つまらない思い出」(米国の俳人の作)。「人を杀す/君も人なら/銃を杀せ」(ネパールの俳人の作)。日常生活から戦场に至るまでの「世界」を表现するこれら多彩な俳句は、远く离れた场所に住む人々によるものであるにもかかわらず、日本にいる私たちも共感してしまう。なぜだろうか。编者である夏石番矢は、チュニジア?モロッコ滞在中、「时间を越えた」光景に出会った结果、日本で生まれた季语という枠组みにとらわれない俳句を生み出した経験について、本誌で报告している。だが実は私たちも、日本にいながらにしてそのような过程を日々少しずつ経験している。だから贬补颈办耻に共感するのだ。世界の人々との深い交流を目指している全ての人に本誌を推荐したい。
田中 ひかる?法学部教授(編著者も法学部教授)