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论坛 創立140周年記念事業に寄せて—夢を語ろう— 監事 金子 光男

一つ、梦物语を书かせて顶こう。2年后に创立140周年を迎える本学は、现在、その后の150周年祭を见据え、さらなる発展の础となるべきさまざまな事业を企画している。以下は、この企画立案の一助になればとの思いに発したものである。

「御茶ノ水地区再开発に向けて——歴史と文化の薫る润いのある街づくり」なる研究プロジェクトの设置を提案したい。だが、これは単に骏河台キャンパスの再开発案ではない。北に神田川を画し、明大通り、靖国通り、白山通りに囲まれた地区全体の开発プランの策定である。本学はそうした环境の下で新生し、21世纪を拓く新たな「暁の鐘」を撞き始めるのである。

思うに当地区は、都心に残された数少ないもっとも重要な开発対象地区ではないのか。ならば、大手ディベロッパーにとっては垂涎の的であろう。当地の歴史的、文化的意义は言うに及ばず、皇居はじめ政财官界の中心地に隣接しながら、ビルと家屋群が雑居する。路地は入り组み、緑は无きに等しく、憩う场もない。古书店巡りを除けば、散策の楽しみは皆无である。昔からの住人は高齢に达し、今更建て替えや転居も决断しかねる。と言って、今后を思えば、さまざま不安に感ずる向きも多かろう。とすれば、当地区の再开発には行政的な関心も强いとみる。

当计画案の作成にはどれ程の时间と経费を要するであろう。本郷台の南端を顶点とし、神保町まで一気になだれ落ちる地形上に、「暮らしてみたい街」を浮き上がらせたグランドデザインが描かれなければならない。そのためには、単なる都市工学?开発の视点を越えて、无数に错综する利害関係の调整や経済的な诸问题等、要するに理科や文化を総合した学际的な観点からの研究が不可欠だからである。ここに本学は独自の研究手法?领域を开発することになるが、それが孕む可能性は计り知れないものがあるはずだ。

のみならず、千代田区、関係省庁の知见に学ぶところも多かろう。国内外の都市开発プランナーを招いた国际シンポジウムでは、都市再生の物语を纺ぐ。その成果は、逐次、学术书として刊行されるのだ。魅力的で実践性の高い计画だと分かれば、一级のシンクタンク、ディベロッパーも黙ってはいまい。となれば、本学は新たな研究パートナーと共に、従来にない水準の研究支援を期待しうるではないか。

确かに计画案は案に过ぎない。だが、発想力のあるプランニングは、これに触発されて多くの构想案を生みだし、一つとなって现実を动かす起动力となりうる。19世纪末、汚浊と汚わいに涂れたベルリン市が世界屈指の都市へと甦った事実がある。折しも鴎外が「ウンテル、デン、リンデン」と謳うように阔歩したのはそのころであった。

本学のかような知への贡献は、「明治の学」を改めて天下に知らしめるに违いない。