暗网禁区

Go Forward

本棚 Indigenous Knowledge as a Resource:Transmission, Reception, and Interaction of Knowledge between the Americas and Europe, 1492-1800(資源としての先住民知識:南北アメリカ?ヨーロッパ間における伝播?受容?相互作用[1492-1800年]) 武田 和久ほか 編著



(ドイツ? テュービンゲン大学出版局、2021年)

世界のどの先住民もそうであるように、南北アメリカ大陆の先住民らもまた、それぞれの风土と文化の中で长い年月をかけて「知识」を育んできた。それは有形无形の文化遗产であると共に何らかの経済的利益をもたらす「资源」と言える。1492年に始まるヨーロッパによる征服、植民地支配を経て先住民らはグローバル化の波にさらされるが、彼らの「知识」は次世代へと受け継がれ、ヨーロッパからの知识や文化を受容すると共にヨーロッパにも影响を与えていった。

本书は先住民らの医学、言语、地理、美术、宗教などに関する「知识」の具体例について、ドイツ、スペイン、メキシコ、ペルー、アルゼンチン、米国、日本の歴史学、人类学、考古学、言语学などの14名の気鋭の研究者らが贵重な一次资料を纽解いた论考を収めたものである。被征服民である先住民の「知识=资源」から新旧大陆间の「交换」に新たな视座を提供する画期的な1册である。

敦賀 公子?商学部特任准教授 (編著者は政治経済学部准教授)