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第628回ズームアップ

「憧れの紫紺を背負って」少林寺拳法部 小西 翔太

文/伊藤 香奈(政経2) 写真/西村 美夕(情コミ3)



2022年11月6日。武道の圣地?日本武道馆で行われた全日本学生大会(以下、全日本)。4年生にとっては最后の大舞台である。みんながそれぞれの思いを背负って大会に挑む中で、小西翔太(政経4=神岛)は紫紺に强い思いを抱いていた。

父と兄の影响で幼い顷から竞技に打ち込んでいた小西。ただ「消防士になりたい」という梦があったため、大学での竞技継続は考えていなかった。転机が访れたのは高校2年次冬。近畿大会での优胜をきっかけに「全国の顶を见たい」と思うように。そこで目指したのが、明大だった。何をすべきか考えながら竞技と向き合い、个を生かす自主性。そこに惹かれた小西は试合后「明治だけを狙わせてほしい。行けなかったら竞技はやめる」と家族に告げた。それからはオフも返上し、ひたすら练习。原动力は「明治に行きたい」という思いだけだった。迎えた最后のインターハイ。组演武に出场した小西は、见事2位に辉き明大のスポーツ推荐枠を获得。努力は実を结び、憧れの门をたたいた。

入学后も全日本で优胜するなど第一线で活跃し続けた小西。その魅力は実力だけではない。「いつも太阳みたいな存在だった」(松田大毅主将?商4=桜林)。仲间からもそう评されるほど、明るく热い拳士だ。先头に立ち练习を盛り上げ、积极的に声を掛ける。「谁よりも热く、谁よりもポジティブにやってきた」。唯一无二の性格は、チームにとって欠かせないものだった。

明大として出场する最后の舞台となった全日本。连覇を悬けて挑んだものの、あと一歩届かず3位に终わった。ラストを优胜で缔めくくることはできなかったが「后辈たちに何か残せたものがあると思う」。竞技に向き合う姿势や、谁よりも盛り上げ続けた姿势。これらが受け継がれると信じて。小西は憧れ続けた紫紺に别れを告げた。
(こにし?しょうた 政経4 神岛高 176肠尘)