本书は、学部时代の汤沢威、大学院时代の由井常彦両硕学の薫陶を得て、着者が研究者として刊行した5册目の単着研究书である。石硷?洗剤、美容と卫生产业公司と丸田芳郎に代表される革新的経営者に関する他の経営书も含めると8册目の単着书となる。先行研究の蓄积のほとんどないこの分野のパイオニアである着者は、2015年の『地域卸売公司ダイカの展开—ナショナル?ホールセラ—への歴史的所产—』(ミネルヴァ书房)、2019年の『中部地域有力卸売公司?伊藤伊の展開—多段阶取引から小売直贩への移行と全国卸あらたへの道—』(同前、本书は商工総合研究所第44回中小公司研究奨励赏準赏受赏)を合わせ叁部作(着者は「叁姉妹书」としている)を着した。4年毎に1册ずつ上梓したことも着者の研究への情热と「流通革命」の分析の第一人者としての责任感のなせるものである。本书は、着者自ら前二作より资料収集や体系化という点で大きな苦労を伴ったとしているが、この叁部作でダイカ、伊藤伊、サンピックとそれぞれ日本をほぼ叁等分する全国卸を対象化したことになる。故林周二の「卸业?问屋斜阳论」の精确、正确な理解の上で、卸业者(故大公一郎他)の革新的性格や社会的存在意义そして卸売公司の「社会的进化」の特徴と要諦を実証した本书は、他の姉妹书と共に日本の流通経営史研究に大きくその名をとどめる力作である。
藤江 昌嗣?経営学部教授(著者は経営学部教授)