暗网禁区

Go Forward

织田哲司着『インタープレタティオ?ヤポニカ—アングロ?サクソン人の改宗と诗—』



『インタープレタティオ?ヤポニカ—アングロ?サクソン人の改宗と诗—』
织田哲司着
四六判?上製?264ページ?本体2,400円+税
ISBN 978-4-906811-30-4
2021年3月刊行
 
からお买い求めいただけます。


书评その他

?『明治大学広报』750号に书评が掲载されました

内容绍介

语源が示す古代の农学
シュナイダーが開けたのは知の扉だったのか、それともパンドラの箱だったのか?—ドイツの印欧比較言語学者?英語学者カール?シュナイダーがわれわれに見せてくれた古代ゲルマンの世界は、日本の民俗学者折口信夫が再現した古代日本の風景とそっくりであった。それは古代ギリシャやローマの世界ではなく、また初期キリスト教文化の世界でもない、ユーラシア大陸西部の農耕民による原風景であった。本書では(1)シュナイダーの研究を紹介し、(2)それをもとに折口の「まれびと」論を参照しながら古英語時代前期から中期のキリスト教改宗期にアングロ?サクソン人が残した詩の本質を解明する試みである。そこには『ベーオウルフ』が内包する問題や、エレジーと呼ばれるジャンルの古英詩の制作目的などが含まれる。さらにはシュナイダーが解明したgod, belief, worldなど数々の英語の語源解説も紹介されている。

目次

まえがき
序章 アングロ?サクソン人のキリスト教改宗
 なぜ「教会史」なのか
 教会の布教戦略
第1章 カール?シュナイダーの古代研究
 カール?シュナイダーの半生
 「イメージの考古学」
 それまでの印欧比较言语学
 印欧语族の神统系谱
 北欧神话の宇宙创成物语
 原初両极と原初物质
 生命の源、豊穣の神としての原初存在神
 世界大工?世界巨人としての原初存在神
 世界树としての原初存在神
 系谱学的な见方
 アングロ?サクソン人の改宗とことばの「改宗」
第2章 インタープレタティオ?ヤポニカ Ⅰ:天皇とゲルマンの王
 ゲルマンの地、ゲルマンの民
 国学からゲルマン古代学へ
 折口信夫の古代研究:「みこともち」と「まれびと」
 ゲルマンの王と宫廷
 ゲルマンの预言诗人
 『キャドモンの賛歌』
 死者を弔う歌
 英雄や建物を讃える歌
 诗人は社会知性の表现者
第3章 インタープレタティオ?ヤポニカ Ⅱ:圣王の祭祀
 大尝宫と高层ビル
 圣王の祭祀
 农耕的侧面1:ネルトゥスの祭仪
 农耕的侧面2:雄牛御供
 农耕的侧面3:地力回復のおまじない『エカボート』
 政治経済的侧面1:宴における宝物の分配
 政治経済的侧面2:戦场における略夺物の埋蔵
第4章 インタープレタティオ?ヤポニカ Ⅲ:円环运动する世界
 シュナイダーのルーン文字研究
 収穫と运命
 ルーン文字を用いた祭仪
 『ルーン文字名称记忆诗』に见る「まれびと」のと円环的世界観
 英雄诗『ベーオウルフ』
 『ベーオウルフ』冒头の谜
 『ベーオウルフ』に见る円环的世界観
 『ハムレット』とアムレート伝説
 循环の阻害要因としての竜
 「土に还す」を意味することば
终章 円环的世界観から直线的世界観へ
 『死者の书』
 イングランドにおけるその后の布教と学问のはじまり
 アルクィンとヴァイキングの袭撃
 教会による误解
 教会によるゲルマン诗人の利用
 ボエティウスの影响
 エレジーの制作目的
 『不死鸟(ザ?フェニックス)』:蝶番としての「復活」
あとがき
主な参考文献
図版についての情报
索引

着者绍介

1965年(昭和40年)京都市生まれ。明治大学农学部教授。文学博士。上智大学大学院ならびにロンドン大学大学院修了。2009年から2010年までドイツ?ミュンスター大学客員研究員。著書に『英語の語源探訪—ことばと民族の歴史を訪ねて—』(大修館書店)、『「人間らしさ」の言語学』(開拓社)、共著に『学びて厭わず、教えて倦まず“知の巨人”渡部昇一が遺した学ぶべきもの』(辰巳出版)、訳に『ミルワード神父のシェイクスピア物語』(創文社)などがある。