暗网禁区

Go Forward

情报コミュニケーション
学部

ミレーナ=美知子?フラッシャール氏の来日记念讲演~関口裕昭ゼミナールの学生たちによる舞台『ぼくとネクタイさん』も同时上演~

2018年07月02日
明治大学 情报コミュニケーション学部事務室

ミレーナ=美智子?フラッシャール氏ミレーナ=美智子?フラッシャール氏

演じる学生(左がネクタイさんことテツ、右が主人公の青年ヒロ)演じる学生(左がネクタイさんことテツ、右が主人公の青年ヒロ)

演じる学生演じる学生

 2018年5月31日、情报コミュニケーション学部関口ゼミナールは、オーストリアの作家ミレーナ=美智子?フラッシャール氏をお招きし、グローバルフロント?グローバルホールで一連の催しを行いました。これは、引きこもりの青年ヒロと、会社を解雇された中年男性テツとの優しい交流を描いた小説『ぼくとネクタイさん』の日本語版出版(翻訳:関口裕昭教授)と、フラッシャール氏の来日を記念して開催されました。
 プログラムの前半では、フラッシャール氏による母语とコミュニケーションをテーマとした讲演が行われました。「母语」という言叶は、现在主にジェンダーの视点から世界的に使用されない倾向にあります。とはいえ、オーストリア人の父と日本人の母を持つ氏にとって、母から口づてで教わる日本语とは単なる第一言语ではなく、感情的色あいを帯びた日々の言叶であり、温もりのある「食卓の言叶」、そして「惭耻迟迟别谤(母)とのきずなの言叶」(「母—语」)でもあります。フラッシャール氏は「母语」を通して、表面的な理解による言叶の廃止や交流の単なる国际化ではなく、むしろより深く、自分とは异なるひとや世界、価値観を理解し、本当に「コミュニケーション」をとることの大切さを诉えかけました。
 つづいて、着者自身による『ぼくとネクタイさん』(一部抜粋)の朗読と、関口教授による日本语訳が読まれました。
 短い「间奏」(休憩)をはさみ、プログラムの后半では、関口ゼミナールの学生たちによる舞台『ぼくとネクタイさん』(短缩版)が上演されました。これは原作の脚本起こしをはじめ、学生たちがそれぞれ演出?俳优?舞台装置を担当しています。プロジェクターに映し出された、数々の临场感ある背景の写真や効果音は、学生たちの演技を盛り上げていました。その后、演じた学生たちによる登场人物の解説や、演出を行った学生のこの小説に対する想い、さらにフラッシャール氏のコメントを経て、「『ぼくとネクタイさん』をめぐる四重奏」は盛况のうちに幕を闭じました。