情报コミュニケーション学部根橋ゼミナールでは、2021年10月23日(土)に「ヒューマンライブラリー」をオンラインで開催しました。
ヒューマンライブラリーとは、社会で生きづらさを抱えた方々を本に见立てて、読者に贷し出す=お话に耳を倾ける活动で、本と読者との间の相互理解を深めるイベントです。
今回のイベントでは、以下の方々に本になっていただきました。
?ダイバーシティーやイノベーションの支援?讲演活动をしているセクシュアル?マイノリティーの方
?日本に住む外国人留学生
?聋者と暮らす健聴者の方
?アルビノ?アルビニズムへの理解の浸透に向けて、当事者グループの代表として活动されている方
?日本でハーフとして生活する方
?あることがきっかけで日本で暮らすようになった外国の方
イベント当日は本との対话や、质疑応答を通して本の方々の経験や活动に耳を倾け、理解を深めていきました。
参加した学生の声
「いかに日常的に私たちが耳からの情报に頼っているのか痛感させられました。耳が不自由な方へは笔谈をするのが効果的という自分の固定概念がありましたが、その人それぞれによってやり取りしやすいコミュニケーション手段を见つけて実践していくことが重要であるということに気付かされました。」(4年?安部美歩)
「カナダにおける尝骋叠罢+のコミュニティや性的マイノリティの若者がホームレス化してしまっている现状、警察との対立など今まで知らなかったことがたくさんわかって勉强になりました。」(3年?山田智大)
「パラグアイという国、そこに住む人々の生活、考え方に間接的に触れられたことが嬉しかったです。 また、出身をアイデンティティとして扱うかどうか、扱えるかどうか、という思考はこれまでにしたことがなく、ハーフである「本の方」ならではの考え方だと感じました。自分に当てはめて考えてみると難しく、同時に面白く感じました。」(3年?西森満梨奈)
本来、ヒューマンライブラリーは対面形式で行われるものですが、新型コロナウイルス感染予防のため、今回はオンライン形式で開催しました。オンラインでのヒューマンライブラリーについて「本の方」からは、「遠方に住んでいるため、移動の制限がなく参加することができたのがとても良かったです。 ただ、現地開催で現地参加ができていれば、ヒューマンライブラリー本番だけではなく、本同士の交流など、『その場に居るからこそ』の繋がりも持てたのかなとも思います。」という意見がありました。今後、オンラインならではのメリットを対面形式に取り入れることによって、より良いヒューマンライブラリーが生まれるのではないかと感じました。
今后もヒューマンライブラリーの活动を継続的に実施し、様々な立场にある方々を本にお迎えして、多様性を认め合える场づくりにさらに贡献できたら、と気持ちを新たにしました。
(文责:牧山夕夏)