情报コミュニケーション学部は、本年6月5日から6月25日まで、「アセアン短期学生交流プログラム」を実施しました。本プログラムは2010年度に始まり、今年度は14年目となります。2020年から2022年はオンラインでの開催だった為、4年ぶりに対面での受け入れが可能となり、今年度はタイのシーナカリンウィロート大学人文学部、モンクット王ラカバン工科大学教養学部、ラオスのラオス国立大学文学部の3つの大学から計14名の学生を受け入れました。
このプログラムでは、「国际交流(タイ)」の履修者20名が、留学生一人ひとりとバディを组み日常のコミュニケーションを図ったほか、留学生らの学习支援のために积极的にかかわりました。
本年度は学びのテーマとして、「国际交流(ベトナム)」の参加学生と合同で厂顿骋蝉目标12「つくる责任?つかう责任」を取り上げました。その结果、日本も含めると4カ国5大学の学生が参加しての学びが実现しました。学习成果の成果発表会では、短い準备时间にもかかわらず、留学生らはフィールドワークから学んだことや母国での取り组みなどをそれぞれの视点でまとめ、素晴らしい発表を行いました。この発表会は锄辞辞尘での配信も行い、他キャンパスの学生のほか、留学生らの所属大学の教员にも参加していただきました。
プログラムの最后には、参加留学生らが、一人ひとり今回のプログラムを振り返ってのスピーチを行い、それぞれが印象深かった経験について述べ合いました。出席した本学部の学生からも积极的にコメントが述べられ、今回のプログラムで充実した交流が行われ、留学生らにとっても、本学部学生にとっても沢山の気づきがあったことがうかがえました。対面での交流の素晴らしさを改めて実感する机会となりました。
この他、本プログラムでは正课授业の中で、留学生とともに学ぶ内容を工夫していただき、受け入れていただいています。以下に绍介するスケジュールは留学生侧から见たものですが、実际にはいくつもの授业に参加しています。これにより「国际交流」履修者以外の多数の学生との交流も実现することができました。
?2023年度アセアン短期学生交流プログラム(受入)スケジュール(一部绍介)?
6月5日(月) 日本到着
6月6日(火) 開講式、文化交流学習、山中合宿の事前学習
6月7日(水) 学生交流「日本語会話実践」(1)、都内见学(明治神宮)
6月8日(木) 授業「Cool Japan」、「琉球?沖縄文化」(エイサー実習)、「留学生活」
6月9日(金) 明治大学博物館 見学
6月10日~11日(土?日) 山中セミナーハウス合宿、小田原?箱根観光
6月12日(月) 学生交流「日本語会話実践」(2)、都内见学(ジブリ美術館)
6月13日(火) 都内见学(浅草、浜離宮、東京タワー)
6月14日(水) 「タイ語」授業での学生交流、都内见学(江戸東京たてもの園)
6月15日(木) 授業「江戸?東京文化」(日本舞踊実習)
6月16日(金) 事前学習(フィールドワークについて)、自由行動日
6月17日(土) 石坂産業フィールドワーク
6月18日(日) 自由行動日
6月19日(月) 学生交流「日本語会話実践」(3)、フィールドワーク振り返り
6月20日(火) 発表準備
6月21日(水) 学生交流「日本語会話実践」(4)、フィールドワーク発表
6月22日(木) 日本の多文化共生フィールドワーク
6月23日(金) 修了式、スピーチ大会
6月24日(土) 自由行動日
6月25日(日) 帰国
&濒迟;参加学生の感想(原文のまま掲载)&驳迟;
一番「良かったなあ」と思ったことは日本人のバデイとサポーターがいることです。みんなすごく优しいと思います。いつも话しかけてくれて、いろいろ助けてくれました。初めて一绪にご饭を食べに行った时は楽しく话していて初めて话しをした人じゃなかったみたいです。あまり人と话さない私はたくさん话しました。日本语の勉强にもなるし、人とのコミュニケーションスキルも良くなったと思います。自分がこんなにたくさんの人と话せるとは思いませんでした。
いろんなところに见学に行きました。例えば、ジブリミュージアムや、明治大学博物馆、石坂产业、明治神宫などです。その中で一番感动したのは明治神宫でした。こんなに沢山の木があるところを、人间がつくったとは信じられませんでした。神社に入る前は建物、车、人混みで大変でしたが、神社に入ってから、すごく癒されました。生き返ったみたいです。ゆっくり歩きながら、みんなと话すのは楽しかったです。
(中略)
日本に来たことでいろんな事を学べて、多くの人と仲良くできて、いい経験でした。それはみなさんのおかげです。日本の方も、ラオスの方も、また、ベトナムのみなさんも3週间ありがとうございました。(タイからの留学生)
今回は、初めて留学生として日本に来ました。普通の旅行と违いますね。相违点は授业や见学があることです。难しいと感じますが、実际はとても楽しくて、多くの知识を得ました。私が感动したことは叁つがあります。まず、明治大学はとてもいい大学です。初めて明治大学へ行ったとき、机の下に电源があり、キャンパスの全体で无料のインターネットがあります。ラオスの大学はこのようなものはないので、びっくりしました。次は、日本の伝统的な文化を学ぶことです。特に、江戸时代からの文化と冲縄の文化を学んで、とても美しい文化で、いい体験でした。続いて、山中セミナーハウスに泊まることです。1泊2日は短い时间だけど、タイ、ベトナム、日本からの友达と一绪に食事したり、活动を行ったり、素晴らしい时间でした。ただ、もうすぐ3週间过ぎますが、まだ帰りたくないと思っています。で、私たちが帰国した后でも连络を取り合い、この大切な友好を维持することを愿っています。最后に、この机会を下さった先生方、サッポター、そして、明治大学のスタッフの皆さん、诚にありがとうございました。(ラオスからの留学生)
留学生との交流経験で学んだことは、お互いを理解しようとする姿势が非常に重要であるという事である。タイやラオスの留学生とは、国籍が违うだけではなく、今まで育ってきた环境も大きく异なる。そのため、物事に対する考え方や価値観は、一人一人大きく异なると考えられる。留学生と交流する际に、自分の価値観を押し付けようとするのではなく、相手の考え方を积极的に理解しようとする姿势は、留学生と深い信頼関係を构筑できただけではなく、自分自身の视野を広げることにも繋がったと考える。特に6月12日に行った文化交流では、タイ、ラオス、ベトナムの3カ国の学生と交流を行い、来日して最も惊いたことや日本と东南アジアの食べ物の违いなど日本に暮らしているだけでは感じることのできなかった新たな知见を得ることができた。留学生との交流経験を通じて、自らの知见を広げることができただけではなく、他の国の同年代の人がどのような大学生活を送っているのかや、どのような分野を学んでいるのかについても知る事ができ、非常に刺激を受けた3週间だった。(情コミ学生)