大船渡で復兴ボランティア実习~いのちの再生力について学ぶ~
2011年10月12日
明治大学 震灾復兴支援センター
国際的な災害復興支援ボランティアAll Handsのメンバーと
道路侧沟の土砂の除去作业の后、自分たちの手で復兴を进められる実感があって嬉しい
文学部の平山満紀ゼミナ—ル(臨床社会学コース3年生)はテーマを「震災と復興の臨床社会学的研究」として開講し、8月と9月にはゼミの実習として正味3日ずつ岩手県大船渡市の復興ボランティアに参加した。同市ボランティアセンターを通して、道路側溝の土砂の除去作業、避難所から仮設住宅への引っ越しの手伝い、瓦礫の中から見つかった写真の洗浄、個人宅の床下の清掃など、炎天下や雨の中、全国から集まったボランティアと力を合わせて作業した。9月の実習では、国際的な災害復興支援ボランティア団体All Handsに加わって、外国からはるばる来た方達と共同で作業も行った。
さらに今回の実习では、明治大学震灾復兴支援センター『浦安ボランティア活动拠点』のオープニングにも携わっていただいた大船渡市议会议员の佐藤寧氏のご协力により、被灾者のお话を聴く会を催すことができた。避难所を自主运営したリーダーの方达、天井近くまで水が入った部屋で奇跡的に助かった方。そのリアルなお话から、非常时の人间心理や行动、人间の力を引き出す组织のあり方、復兴における国?県?市と个人の関係など、多くの知恵や考えるべき课题を学生达は得ることができた。
All Handsへの参加も、学生たちにとって驚きと感動の連続だった。メンバーは100人近くで、津波のニュースを聞いて、日本国内はもとより欧米など世界各地から飛んできてハードな復興作業に従事している。苦しんでいる人達のために自分の力を使いたいという純粋な思い、その思いをためらわずに行動に移す力、互いを思いやる暖かい心に至る所で触れられた。こういう外国人たちと一緒に行う作業は、非常に仕事の質が高く、喜びに満ちた楽しいものだった。異文化に触れ、学生たちには貴重な種が蒔かれた。
これからも平山ゼミでは、そのつどの復兴に现场で携わりながら、学生も教员もいのちの再生力について深く学んでいきたいと考えている。
持続的?长期的な復兴支援にむけて
大船渡市は、叁陆の海の幸を集める渔港としても、豪快な奇岩など名所の多い観光地としても知られる海と山に拥された街だ。しかし津波で港町はほぼ壊灭し、地盘沉下して繁华街跡は海水に浸されている。復兴の道のりは远そうだ。死者?行方不明者は市内で450人以上を数える。
明大では7月27日、復兴支援ボランティア活动を助成する制度ができた。学生のボランティア活动に伴う交通费および宿泊费の一部を助成し、意欲ある学生の経済的负担を軽减し、ボランティア活动が継続的に行われるよう后押しする制度だ。今回のゼミ実习でも大変助かった。
9月の実习では、「被灾地でボランティアをしたいけれど、つてや情报が无く相谈した」という他学部生3人も同行した。明大生の中には、気持ちはあるけれど踏み出しにくい人たちはまだまだいるだろうと思う。
そこで平山ゼミでは、持続的?长期的な復兴支援のために、大船渡への交通手段や宿泊などについて情报発信を手掛けていく。まずは、平山ゼミおよび大船渡の情报についてのお问い合せをメールで受け付けている。
hirayamazemi2011@gmail.com
(平山満纪?文学部准教授)
- お问い合わせ先
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明治大学教学企画事务室(震灾復兴支援センター)
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罢贰尝 03-3296-4288Email:fukkou@mics.meiji.ac.jp