3月15日(土)に开催された「逃げ地図」作成ワークショップに携わった大学院生から报告がありましたのでご绍介します。
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理工学部の山本俊哉研究室は、东日本大震灾の直后から岩手県陆前高田市を拠点に、震灾復兴支援活动を进めています。その活动の一环として、2014年3月15日に陆前高田市小友地区コミュニティセンターで开催された「逃げ地図」作成ワークショップの準备?运営に协力しました。主催は地元のコミュニティ推进协议会と消防団で、陆前高田まちづくり协働センターが共催し、明治大学震灾復兴支援センターが后援しました。
「逃げ地図(正式名称:避难地形时间地図)」とは、津波浸水地域から高台の避难场所までの避难経路と时间を色分けすることで可视化することのできる地図であり、防灾教育や避难计画の検讨に活用されます。今回のワークショップには、消防団员や小友小学校笔罢础関係者など约30名が参加し、合计4种类の逃げ地図が作成されました。山本俊哉研究室からは山本俊哉教授のほか大学院生と4年生の合计10名参加し、日建设计震灾復兴ボランティア部の人たちとともに、地元参加者の话の闻き役となり、逃げ地図の作成を支援しました。
3年前の震灾では、车で避难をする人が多く避难所周辺の道路が车で埋まってしまい、紧急车両が通行できないという事态を招いてしまいました。しかし、高齢者が多いこの地区では避难に车は不可欠です。そこで、车が通行可能な道路と浸水区域の交点を避难目标ポイントとした地図と、车での避难が困难である避难目标ポイントも含めた地図の2种类を、対象エリアの东西それぞれで作成しました。その结果、车での避难が困难な道路でも、徒歩で非难することで避难时间を10分近く短缩することができるエリアもあることが明らかになりました。
また、作成された地図をもとに行われたディスカッションでは、避难経路をわかりやすく表示する标识が必要なのではないか、避难所に驻车场を増やすべき、整备が必要な避难道路はどこか、などといった意见が出され、消防団の避难诱导の方法を点検するためのツールとしての逃げ地図の有用性も明らかになりました。
今回の逃げ地図ワークショップで明らかになった避难时のリスクや提案、またワークショップの今后の展开が、これからの地区防灾计画や避难计画の検讨材料になることが期待されます。
理工学研究科新领域创造専攻
博士前期课程1年
山本俊哉研究室
白幡玲子