宫城県丸森町における台风19号被灾者支援について
2019年12月19日
明治大学 震灾等復兴活动支援センター
回収した灾害ゴミの収集所。集めた灾害ゴミの高さは约8mほど。现场の作业员の指示の元、私たちボランティアが回収したゴミを家财道具类、布団类、畳、家电製品、金属类、ガラス类、タイヤ、土嚢等に细かく分别を行いました。独特な臭いなどもあり作业用マスクは必要です。
このまま丸森町全ての灾害ゴミを集めることはできないため、収集所がキャパオーバーになる前にどこかの処分场に运搬しなければならないでしょう。より多くの丸森町以外の地域、行政の协力がこれからさらに必要になってくると思いました。
台风19号の被害にあった、宫城県丸森町で被灾者支援活动を行った学生より寄稿がありましたので绍介します。
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私にとって宫城県丸森町での被灾者支援のための灾害ボランティアは、初めての経験の连続であると同时に、灾害に関する多くのことも勉强できました。
そもそも灾害ボランティアに参加すること自体初めてでしたが、台风19号がもたらした甚大な被害の数々をテレビを通して目にしていくうちに「何か现地の手助けがしたい」といった思いが出てきたのが参加したきっかけです。その中でも、特に宫城県丸森町は、阿武隈川が氾滥してしまったことによって、家屋の浸水被害がとても酷く、また丸森町を通る阿武隈急行线が土砂崩れ等の影响で当分の间不通になってしまい、交通面が非常に不便な状况のため、ボランティア参加者が不足してしまうなどの大変な状况が続いていました。そのため、支援を特に必要としている丸森町のボランティアに参加しようと决意したのです。
次に私が実际に体験した2日间のボランティア活动の内容と、それについて思ったことを记していきます。
初日は二人一组になり、浸水被害を受けた家から出た灾害ごみ(泥を集めた土壌、使えなくなった家财道具など)をトラックの荷台に乗せ、灾害ごみの収集所まで运びだすという作业をひたすら繰り返しました。一见単纯作业で楽なように思われますがそのようなことは全くなく、私の想像をはるかに上回るほどの重労働でした。特に土嚢の运び出しが大変です。1个10~20kgもの重さがある土嚢を足元から腰の高さぐらいまであるトラックの荷台に、1人约30个载せるため、男性でもそれなりに筋力のある方でないと困难です。これを10时~15时(途中休憩1时间)の间、6往復繰り返しました。
2日目は约30人体制で民家の田んぼの侧沟が泥で埋まってしまっているのをスコップで掘り起こし、泥を土嚢に詰め込み、それを农业用一轮车で近くの道路まで运び出すという作业を役割分担してひたすら繰り返しました。こちらも、単纯作业でありながら、ものすごく体力を使います。私は主にスコップで泥を掘り起こし、それを土嚢に詰める作业を担当しましたが、侧沟は深さが1mほどあり、泥も水気を含んでいるため非常に重く、さらに暑さもあったため、初日の初日の作业に负けず劣らずの重労働でした。こちらも10时~15时まで行います(途中昼休憩1时间、作业约1时间ごとに小休憩15分程度)。
他にも様々な业务があるので一概にはまとめられませんが、単刀直入にいうと灾害ボランティアはとにかく多くの人手と体力が必要であると感じました。周知のように阿武隈川が氾滥したことによって非常に広范囲で被害が出ているので、当然より多くの人手が求められるのです。特に私が今回したような重労働系の作业は时间的にも体力的にも限度があるため、1日でそう多くこなすことはできません。无理をして行えばけが人が必ず出ます。丸森町は必ず昼休憩を一时间とり、1日の作业も5时间となっているため、ボランティア侧の人の配虑もしっかりしていると思います。そしてボランティア参加者の7~8割が高齢者でしたが、农家や酪农家を引退されているような人が多く、ほとんどが灾害ボランティアの熟练者でした。普段から农机の扱いやトラックの运転に手惯れている人も多く、被灾地では物资や人员の移动も课题の一つとなっているため、役场侧もそのような人材を多く必要としています。私も道具を使用する际に、当然手惯れていないため苦労することも多かったのですが、ボランティア熟练者の方々が色々と教えてくださったのでとても助けられました。熟练者の存在は、特に被害が大きい地域において非常に重要な存在になります。
今回の灾害ボランティアで多くのことを勉强できました。体力、根気のいる作业ですが、终わった后の「ありがとう、助かりました」というお礼の言叶を闻くととても嬉しかったし、「参加してよかった」という気持ちになりました。自然灾害はいつ何时どこで起きても不思议ではありません。このような被害がでないことが一番ですが、もしまたどこかで灾害による被害が出たならば、今回学んだ経験をその时に活かせるようにしたいと思います。
※吉田さんは丸森町でのボランティア活动の体験を活かして、12/1~12/3にも台风19号の被害があった福岛県いわき市で被灾者支援活动を行っています。
1か月半ほど経过した被灾地で、家财分别処分などの支援の中で被灾された方との交流も経験し、さらに多くの事を学ばれたとのことです。
文学部3年 吉田 拓朗
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私にとって宫城県丸森町での被灾者支援のための灾害ボランティアは、初めての経験の连続であると同时に、灾害に関する多くのことも勉强できました。
そもそも灾害ボランティアに参加すること自体初めてでしたが、台风19号がもたらした甚大な被害の数々をテレビを通して目にしていくうちに「何か现地の手助けがしたい」といった思いが出てきたのが参加したきっかけです。その中でも、特に宫城県丸森町は、阿武隈川が氾滥してしまったことによって、家屋の浸水被害がとても酷く、また丸森町を通る阿武隈急行线が土砂崩れ等の影响で当分の间不通になってしまい、交通面が非常に不便な状况のため、ボランティア参加者が不足してしまうなどの大変な状况が続いていました。そのため、支援を特に必要としている丸森町のボランティアに参加しようと决意したのです。
次に私が実际に体験した2日间のボランティア活动の内容と、それについて思ったことを记していきます。
初日は二人一组になり、浸水被害を受けた家から出た灾害ごみ(泥を集めた土壌、使えなくなった家财道具など)をトラックの荷台に乗せ、灾害ごみの収集所まで运びだすという作业をひたすら繰り返しました。一见単纯作业で楽なように思われますがそのようなことは全くなく、私の想像をはるかに上回るほどの重労働でした。特に土嚢の运び出しが大変です。1个10~20kgもの重さがある土嚢を足元から腰の高さぐらいまであるトラックの荷台に、1人约30个载せるため、男性でもそれなりに筋力のある方でないと困难です。これを10时~15时(途中休憩1时间)の间、6往復繰り返しました。
2日目は约30人体制で民家の田んぼの侧沟が泥で埋まってしまっているのをスコップで掘り起こし、泥を土嚢に詰め込み、それを农业用一轮车で近くの道路まで运び出すという作业を役割分担してひたすら繰り返しました。こちらも、単纯作业でありながら、ものすごく体力を使います。私は主にスコップで泥を掘り起こし、それを土嚢に詰める作业を担当しましたが、侧沟は深さが1mほどあり、泥も水気を含んでいるため非常に重く、さらに暑さもあったため、初日の初日の作业に负けず劣らずの重労働でした。こちらも10时~15时まで行います(途中昼休憩1时间、作业约1时间ごとに小休憩15分程度)。
他にも様々な业务があるので一概にはまとめられませんが、単刀直入にいうと灾害ボランティアはとにかく多くの人手と体力が必要であると感じました。周知のように阿武隈川が氾滥したことによって非常に広范囲で被害が出ているので、当然より多くの人手が求められるのです。特に私が今回したような重労働系の作业は时间的にも体力的にも限度があるため、1日でそう多くこなすことはできません。无理をして行えばけが人が必ず出ます。丸森町は必ず昼休憩を一时间とり、1日の作业も5时间となっているため、ボランティア侧の人の配虑もしっかりしていると思います。そしてボランティア参加者の7~8割が高齢者でしたが、农家や酪农家を引退されているような人が多く、ほとんどが灾害ボランティアの熟练者でした。普段から农机の扱いやトラックの运転に手惯れている人も多く、被灾地では物资や人员の移动も课题の一つとなっているため、役场侧もそのような人材を多く必要としています。私も道具を使用する际に、当然手惯れていないため苦労することも多かったのですが、ボランティア熟练者の方々が色々と教えてくださったのでとても助けられました。熟练者の存在は、特に被害が大きい地域において非常に重要な存在になります。
今回の灾害ボランティアで多くのことを勉强できました。体力、根気のいる作业ですが、终わった后の「ありがとう、助かりました」というお礼の言叶を闻くととても嬉しかったし、「参加してよかった」という気持ちになりました。自然灾害はいつ何时どこで起きても不思议ではありません。このような被害がでないことが一番ですが、もしまたどこかで灾害による被害が出たならば、今回学んだ経験をその时に活かせるようにしたいと思います。
※吉田さんは丸森町でのボランティア活动の体験を活かして、12/1~12/3にも台风19号の被害があった福岛県いわき市で被灾者支援活动を行っています。
1か月半ほど経过した被灾地で、家财分别処分などの支援の中で被灾された方との交流も経験し、さらに多くの事を学ばれたとのことです。
文学部3年 吉田 拓朗