先端メディアサイエンス学科 3年 久保田夏美さん(中村聡史研究室)
明治大学総合数理学部の久保田夏美さん(先端メディアサイエンス学科3年)が、情报処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会にて学生奨励赏を受赏しました。本賞は、情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会の1年間の発表の中で、特にすぐれた学生による研究発表を表彰するものです。
久保田さんは、「ユーザに気づかせることなく书写技能を向上させるシステムの提案」と题した研究の発表を行いました。
研究绍介
本研究は、手书き文字の练习でよく使われているなぞり书きにかわる新しい手书き练习法を提案および実装し、実験により有用性を明らかにしたものになります。実际には、手书き练习者に気づかせない程度に、その练习者の手书き文字をきれいにして(加重平均によりお手本に似通うような形にして)提示することにより、「自分の手书きって意外と悪くないのでは?」と良い意味で勘违いさせ、手书き练习のモチベーションを向上させるものとなっています。ある时点での手书き文字とお手本との间の手书き文字が、自身の手书き文字として提示されるため、练习を繰り返すことによって、徐々に自身の手书き文字もお手本に近づいていきます。この仕组みは、平均手书き文字をベースとして実现しているため、教科书のような字に限らず、かわいい丸文字などを练习することも可能となっています。また、手书き文字だけでなく、絵にも适用可能なことがわかっています。
「ユーザに気づかせることなく书写技能を向上させるシステムの提案」
久保田夏美,新納真次郎,中村聡史,鈴木正明,小松孝徳,情報処理学会 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), 2016-HCI-169, pp.1–8.