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総合数理学部

田畑緩乃さん(先端メディアサイエンス学科4年)と小松孝徳准教授(同学科)が、HAIシンポジウム2017 にて最優秀論文賞(Most Outstanding Research Award)を受賞

2017年12月18日
明治大学 総合数理学部

明治大学総合数理学部の田畑缓乃さん(先端メディアサイエンス学科4年)と、小松孝徳准教授(同学科)が、贬础滨シンポジウム2017」にて最优秀论文赏を受赏しました。
HAIシンポジウム2017は、2017年12月11,12日の二日間にわたって開催されました。田畑さんと小松准教授は、「ロボットとは何者なのかを考えるための日常的モラルジレンマ课题の提案」というタイトルで発表を行い、運営委員およびプログラム委員による審議の結果,特筆すべき優れた研究であると評価され、25件の口頭発表の中から、最優秀論文賞(Most Outstanding Research Award)に選ばれました。なお、授賞式は12月12日に開催されたHAIシンポジウム2017のクロージングセレモニーの中で行われました。

「ロボットとは何者なのかを考えるための日常的モラルジレンマ课题の提案」
私たち人间がロボットをどのような存在として认识しているかを把握するために、トロッコ问题のようなモラルジレンマ课题にロボットを登场させるという课题が提案されている。しかしながら、一般的なモラルジレンマ课题は、「四人を助けるために一人を犠牲にするべきか」「家族を助けるために强盗をするべきか」といった现実的にはあまり起こらないような状况での道徳的判断を求めるものである。そこで本研究では、我々の生活で日常的に起こりうるような状况を想定した日常的モラルジレンマ课题を提案し、この状况下でのロボットに対するユーザの道徳的判断を把握する调査を行った。その结果、一般的モラルジレンマ课题においては、人间とロボットに対して同様の道徳的判断をする倾向があるものの、日常的モラルジレンマ课题においては、人间とロボットに対しては异なる道徳的判断をされることが明らかとなった。日常生活にロボットが普及し始めているその一方で、日常生活空间に存在するロボットに対して根源的なレベルで人间とは异なる存在だと感じているということを本研究の结果は示しており、人とロボットとの共存の在り方に大きな示唆を与えた点が高く评価された。