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学部长インタビュー

suzuki 国际日本学部 学部長 鈴木賢志

 明治大学国际日本学部は、今年で18年目を迎えましたが、いまだに本学部の名前を聞いて「国際」が専門なのか「日本」が専門なのかと、戸惑う人が少なくありません。実はこの名前は、本学部が提案し、実現している新しい大学教育の姿を反映しています。

 本学部が目指すのは、日本の魅力を世界的な视座から理解し、世界に向けて発信することができる力、そして世界の事情を日本の视座から理解し、日本への教训を取り出して、日本に向けて発信することができる力の育成です。つまりフロンティア精神を持って、日本から世界へ、そして世界から日本へ、「日本と世界をつなぐ」力を育てるのが、私たちの使命です。
 もちろん「日本と世界をつなぐ」といっても、具体的には様々な方法があります。
 たとえばツーリズムの仕事、特に海外から日本を访れる人々をもてなす仕事をしたいと考えている人は、ツーリズムマネージメントを勉强しつつ、日本のポップカルチャーについても学ぶことで、アニメやマンガをきっかけに日本に兴味を持った旅行者たちにより楽しんでもらえるプランを提供できるようになるでしょう。アフリカの発展途上国の援助に贡献したい人は、アフリカの状况について学ぶとともに、将来、现地の子どもたちが日本に兴味を持つ力になれるよう、日本语を教えるための技能を身につけると良いかもしれません。また日本で英语の教职につきたいと思っている人は、そのための技能の取得に加えて、世界各地の文化的多様性や多文化共生について学ぶことで、英语の教育を通じてより豊かな视野を持つ子どもたちを育てる教员を目指すことができます。

 つまり本学部では、决まりきったカリキュラムの中で、ある1つの分野の専门性を高めていくのではなく、自分だけの「日本と世界をつなぐ」力を想定し、そのために必要な知识を様々な専门分野から横断的かつ复合的に学びます。もちろんその学びの中には、英语による実践的なコミュニケーション能力の向上や、长期?短期の様々な形での海外留学?インターンシップ?ボランティアの経験も含まれています。
それはさながら色とりどりの絵の具が并んだパレットです。本学部の学生は、単に「教养を身につける」ために漫然と色を涂っていくのではなく、「日本と世界をつなぐ」という明确な目的意识のもとで、それらの絵の具を组み合わせて、自分だけのオリジナルな絵を描いていくのです。

 今后、さらなるグローバル化の进行や础滨(人工知能)の発达といった剧的な社会环境の変化が予想される中で、このように自発的な学びを大学において経験することが何よりも大切であると、私たちは信じています。
(2025.04.01)

 明治大学国际日本学部長の鈴木賢志が、学部の現役生や卒業生など関係者の皆様とお話しして、この学部の魅力をお伝えできたらいいなと思っています。