今、世界を动かしている主役はアジア地域であるといっても过言ではありません。日本は、そのアジアの主要な一员として、重要な役割をはたすことが期待されています。今后アジア各国との交流はますます重要になっていくでしょう。大きく変わるアジアのなかで、长期的に関係を保ち発展させていくためには、何よりも互いを理解し尊重しつつ、心の通った交流ができる互恵の精神が必要である、と私たちは考えます。
しかし现実はどうでしょうか。东アジアでは、中国?韩国と领土问题や歴史认识问题をめぐって対立し、互いに悪感情を持つ人が一定数います。拉致问题や核开発问题を抱える北朝鲜についても同様です。西アジアでも、政治?経済问题や国际関係に翻弄され、武力衝突に至る事件が発生してきました。その结果、イスラム教や中东地域の国々に対する误ったイメージが広まる恐れがあります。
アジア诸国の人びとと政治?経済関係のみならず、互いの文化面にまで及ぶ交流をしていくためには、なによりも歴史を知ることが不可欠です。世界全体に内向き倾向がつよまるなかで、逆に歴史的?文化的背景をふまえた、かたよりのないアジア认识をもった优秀な人材が重みを増しているのです。
アジア史専攻はそのようなアジア世界の歴史?文化に対する深い认识を持ち、アジア诸国をはじめ世界で活动できる人材を育成します。