国际日本学部山脇ゼミは、2021年9月21日に順天高等学校、10月23日に明治大学付属中野八王子高等学校の生徒を対象とした多文化共生ワークショップをオンライン(ズーム)で開催しました。順天高校では20名、中野八王子高校では46名の高校生が参加しました。
山脇ゼミの4年生(11期生)は昨年度から小学生向け多文化共生ワークショップを実施してきましたが、高校生を対象とするのは初めてでした。
今回のワークショップは、「高校生が外国人の抱える课题や悩みに気づき、主体的に配虑した行动ができるようになること」を目标に、少人数のグループに分かれた后、ディスカッションとインターネットを使った简単な调査の2部构成で进行しました。
まず、外国人はどのようなことに困るのかを高校生自らが考え、自由にディスカッションしてもらいました。その后、実际に起きている问题をインターネットで调べ、発表してもらいました。この2段阶のワークを通して、外国人の気持ちを想像すること、また、现状を知り、多文化共生により関心を持ってほしいという愿いで実施しました。
また、ディスカッションの前には、ワクチンの接种券やごみ捨ての表记が难しいことに外国人が困っていることを示すゼミ生制作の动画や関连する新闻记事を见てもらいました。そうすることで、参加者に外国人が抱える日常问题に具体的なイメージを持ってもらいました。
どちらの高校でも活発なディスカッションが行われました。インターネット调査の后は、高校生自身の考えと现状とのギャップや対策できることなど、意见を付け加えて発表してくれました。最后に、全体で集まり、各グループの発表がありました。
参加した高校生からは、「私たちにとっては日常のことでも外国人の方々が苦労していることを考えることができたので、良い経験になった」「やさしい日本语を実用する场面についても学べて参考になった」「みんなでディスカッションすることで自分の考えていなかったことにも気づくことができた」などのコメントがありました。
高校生対象のワークショップを开催する机会を顶き、小学生よりも难しい内容を求められると考え、构成を何度も考え直し、动画制作でも试行错误したため、寄せられた感想をみて、ゼミ生一同、胸を抚で下ろしました。高校生が少しでも多文化共生について考え、兴味を持つ机会になっていたら嬉しく思います。
(国际日本学部4年 鋤柄唯)