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国际日本学部

山脇ゼミが杉并区立新泉和泉小学校の4年生を対象に対面で多文化共生ワークショップを开催しました

2021年12月09日
明治大学 国际日本学部

山脇ゼミが杉并区立新泉和泉小学校の4年生を対象に対面で多文化共生ワークショップを开催しました

山脇ゼミ3年(12期)の8人は、12月3日に杉并区立新泉和泉小学校4年3组(32名)を対象とした、多文化共生ワークショップを対面で开催しました。

ワークショップの目的は、多文化共生について考える机会を提供し、多文化共生を身近に感じてもらうことでした。もし、クラスに外国から転校生がやってきたら、どんなことが起きるのか。起こった问题に対して、クラスメイトとして何をしてあげられるのか。异なる文化を持った人と、互いの违いを认め合い、一绪に暮らしていくためにはどんなことが大切なのかを、小学生と大学生が、一绪になって考え、活発な意见交换を繰り広げました。ワークショップの概要は以下の通りです。

インドネシアからやってきた転校生のナギラちゃん。异なる文化を持ったクラスメイトがいると、どのようなことが起きるのかな。実际の授业の様子を再现した动画を见ながら、どうしたらナギラちゃんも楽しい学校生活を送れるようになるか、大学生のお兄さん、お姉さんと一绪に考えてみよう!

今回は、8グループに分かれ、小学生4人とゼミ生1人という少人数でのディスカッションを行いました。この人数に设定した理由としては、前回7月の新渡戸文化小学校での対面ワークショップの反省から、なるべく近い距离でコミュニケーションをとりたいと考えたからです。前回、小学生は5人一组で、ゼミ生との距离が离れている子の声が闻き取りづらかったり、远くに座る子が近くの子よりも発言しにくそうな様子が见受けられたりしましたが、今回はそのような问题を解决することができました。

ワークショップを通して一番感じたことは、「子どもたちには、考える力が十分ある」と言うことです。ゼミ生の「日本语がわからない外国人の転校生と、どうやってコミュニケーションをとる?」という质问に対して、ある子が「グーグル翻訳を使えばいいじゃん」と言いました。确かに今の时代、便利なもので、いちいち辞书を开かなくてもすぐに翻訳してくれるアプリがあります。しかし、いつまでも自力でコミュニケーションをとらない方法を选び続けていては、真の「多文化共生社会」は実现できません。そう思っていた矢先、先ほどのグーグル翻訳を使えばいいと発言した子が、「でもそれだと成长しないから、ダメだ!ジェスチャーとか使えばいいんじゃない」と言いました。その言叶を闻くなり、「子どもたちも、しっかり自分で考えて、どうすればいいのかを考える力を持っているんだな」と実感しました。私たちゼミ生はあくまでも考えるきっかけを提供するだけで、子どもたちは自分なりの正解を探し出すことができるのだと知り、改めてこのワークショップの意义を确认しました。

以下、子ども达に书いてもらった感想の抜粋です。

「僕もアメリカの学校に転校することになったら、英语が话せなくて困ると思う。だから、外国から転校生が来たら、みんなで协力して支えたい。」

「僕はずっと日本に住んでいるので、日本语を难しいと思うことはなかなかないので、今日外国人の立场から考える経験ができて良かったです。」

「私は、外国人の転校生が来たらやさしくしてあげたいと思います。私がナギラの立场だったらとっても大変だなと思いました。」

「ここの学校にも外国からの転校生が来るかもしれないから、その时は今日学んだことをやろうと思いました。」

「外国の子が転校してきたら、自分がその子だったらと考えて助けてあげたいと思った。」

「言叶が通じなくても、相手の気持ちをわかってあげることは大切だなと思った。」

以下、ワークショップ班3名のゼミ生のコメントです。

対面で行うのは2回目ということで、前回の反省を活かしたより良いワークショップを行うことができました。子ども达の発想は豊かで、私自身もそれにつられて新しいアイディアが思い浮かんだことで、より一层「子どもたちと一绪に考える」という意识を持つようになりました。子どもたちの柔软さや考える力を実感し、この子たちが大人になった时の社会がどうなっているのだろうと考えて、とてもわくわくしました。これからも小学生向けのワークショップを开催し、より多くの子どもたちに多文化共生について考えるきっかけが提供できたらと思います。(大后里咲)

7月以来となる久しぶりの対面ワークショップでしたが、无事に楽しく终えることができて良かったです。小学生の発想力のある発言を通して自分も多文化共生について理解を深められたこと、そして终了后に小学生や先生方からの感谢の言叶を受けたことで、改めてかけがえのない有意义な时间を过ごせたと実感しました。今回の経験を今后のワークショップはもちろん、その他のゼミ活动にも活かしていきたいです。(盛永树)


今回で3回目となるワークショップでしたが、毎回违った、そして私たちの想像を超えるたくさんの意见を小学生からきくことができて本当に嬉しい限りでした。今回私が一绪にディスカッションを行ったグループでは、动画に登场する転校生ナギラちゃんへの対応に関して、あらかじめ想定していた回答よりも更に気遣いのある発言もありました。そこで私自身、新たな视点からの「多文化共生」を改めて学ぶことができました。これからもできるだけ多くの子どもたちに多文化共生について考えてもらい、みんなで意见を交わせる机会をつくるべく、ゼミの活动により一层力を入れていきます。(佐藤优香子)
(国际日本学部3年 大後里咲)
 
*このワークショップの様子は、ネットメディアの withnews でも2021年12月7日に紹介されました。