农学部农芸化学科の瀬戸义哉専任准教授が、2022年度日本農芸化学会農芸化学奨励賞を受賞しました。同賞は農芸化学の進歩に寄与する優れた研究をなした満40歳以下の研究者に授与されるものです。
业绩名:ストリゴラクトンの生合成および信号伝达メカニズムの解明
瀬戸义哉准教授は、これまで植物ホルモン、かつ根圏におけるシグナル分子としての机能も併せ持つストリゴラクトンの研究を行ってきました。その中でも特に、ストリゴラクトンが植物の中で作られる际の生合成経路や、実际に作用する际の分子メカニズムの解明に贡献してきました。ストリゴラクトンは植物の枝分かれを制御するホルモン分子であり、これらの成果はストリゴラクトン机能を人為的に制御することで、农作物の生产性を向上する技术开発につながる可能性があります。また、アフリカで甚大な农业被害をもたらしており、魔女の雑草とも呼ばれるストライガ等の根寄生雑草は、植物の根から分泌されるストリゴラクトン分子を认识して発芽します。ソルガムやイネなどの重要作物にも寄生するため、その効果的な防除法の开発が必要とされています。上记の成果は根寄生雑草の効果的な防除法の开発にもつながることが期待されます。授赏式は、日本农芸化学会2022年度京都大会(オンライン开催)大会期间中の3月15日(火)に、オンラインにて行われ、同日に受赏讲演も行われました。
农芸化学奨励赏贬笔