在日スイス大使館のグレゴー?ムイシュネーク参事官は8日、明治大学农学部を訪問し、「経済?農業?貿易:スイスの視点」と題して、日英通訳による特別講義を行いました。この講義は、農林水産省で2009年に発効した日スイス経済連携協定の策定交渉に従事し、本学に着任後も在日スイス大使館との交流を続けている农学部の作山巧専任教授が、自身が開講する「食料貿易論」の授業に招いたもので、約150名の学生が受講しました。
ムイシュネーク参事官はスイス连邦政府の外务省出身で、2021年9月に在日スイス大使馆に着任しました。同参事官は、まず、スイスの特徴に関して、连邦政府の构成や直接民主制などについて绍介しました。また、スイスの経済に関して、自由贸易协定の缔结状况や地経学的な紧张への対応などについて説明しました。更に、スイスの农业に関して、农业生产の特徴、宪法における农业の规定、直接支払い制度、品目别の自给率、输出入の特徴、有机农业などについて绍介しました。最后に、今年で160周年を迎える日本とスイスの二国间関係について、贸易投资の现状、农业政策対话、缔结时に地理的表示など先駆的な要素を盛り込んだ日スイス経済连携协定の运用について説明しました。
讲义后の质疑応答では、スイスで有机农业が盛んな理由、スイスのコーヒー输出が多い理由、欧州连合との関係、移民の扱いや経済への影响といった多くの质问が受讲生から出ました。讲义の终了后には、作山教授から、明治大学特製の记念品を赠呈しました。