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国际日本学部

国际日本学部山脇ゼミと中野区の共催で、中野区長と外国人留学生の懇談会「外国人も日本人も住みやすいまちをめざして」を開きました

2017年07月10日
明治大学 中野教务事务室

国际日本学部山脇啓造ゼミは、6月27日(火)に、中野区と共催で「中野区長と外国人留学生の懇談会」を中野キャンパスで行いました。ゼミ生も含めると、参加者は70名を超えました。

第4回目となる今年のテーマは、「外国人も日本人も住みやすいまちを目指して—住宅问题を中心に—」で、外国人が住宅探しをする难しさや、ゴミ出しや近所付き合いといった生活マナーについて、田中大辅中野区长と9名の学生(うち4名が中野区在住)による活発な讨论が行われました。

外国人留学生からは、中野区で赁贷物件を探した时に何回も断られたこと、また保証人がいないので、保証会社に頼らざるを得ないことが语られました。また、男性同士でルームシェアをする目的で家を借りることも难しいとの発言がありました。日本人学生からは、外国人に贷すと騒音やゴミ出しのトラブルが起きると考えるのはおかしい、日本人でも、お酒を饮んで騒ぎ、近所迷惑になるケースもあり、ゴミ出しのルールを守らない日本人もいるといった意见が出されました。

ゴミ出しについては、留学生から日本のルールは厳しい、どうして前日の夜に出してはいけないのかといった疑问が出されました。それに対して、カラスに荒らされないためだとすれば、きちんと理由を説明することが大事ではないかと日本人学生が指摘しました。また、田中区长からは、中野区ではゴミ出しのアプリをつくり、まもなく多言语版が始まるとの报告がありました。


近所づきあいについては、引越しをした时に近所に挨拶に行くか、参加者から各国の习惯の绍介がありました。中国出身の留学生から近所の人と付き合いがなく寂しいという発言があった一方で、他の地方出身の留学生や日本人学生からは、近所づきあいがないので、気楽に暮らせてよいといった発言がありました。

その後、会場との質疑になりました。中野区の不動産会社の方から、一昔前より減ったが、今でも外国人には家を貸さないという大家さんが多い、ただ大家さんもだんだん世代交代が進み、空き家も増えてきているので、状況は少しずつ改善されていくだろうとの意見が出されました。また、なかの生涯学习大学で多文化共生ゼミに参加したアパートのオーナーの方からは、外国人への先入観があり、外国人に家を貸すことを拒んでいたが、いざ貸してみると、自分達が抱いていた不安や心配は杞憂であった、ゴミ出しルールも入居時に伝え、ルールを守ってもらうことができたとの発言がありました。

最后に、田中区长から、この恳谈会に参加するのは4回目だが、毎回、新たな気づきがある、外国人の方が身近に暮らしているのが当たり前という地域社会をつくっていきたいとまとめの発言がありました。山脇教授が、法务省が行なった全国の外国人住民の実态调査でも、住宅探しをする时に、最も偏见や差别を感じることが多いという结果がでており、中野区で行政と大学そして民间が连携して、この课题に取り组むことには大きな意义があると述べて、闭会となりました。

こうして、今回の恳谈会は、田中区长と外国人留学生だけではなく、日本人の大学生や高校生さらに不动产会社や赁贷物件オーナーといったさまざまな立场の方の参加があり、大変有意义な意见交换の场となりました。


※恳谈会に参加した学生

王丽 (中国、大学院国际日本学研究科1年)
申楠楠 (中国、大学院国际日本学研究科2年)
フレドリック?ぺルソン (スウェーデン、国际日本学部JT3年)
ビアンカ?モンカレアノ (カナダ、国际日本学部交換留学生)
ブロック?ラッチ (オーストラリア、国际日本学部ET4年)
孫小淳 (中国、TCC日本語学校)
洪晴陽 (中国、TCC日本語学校)
片岡 久実 (日本、国际日本学部JT3年)
畑 隆文 (日本、国际日本学部JT3年)

※JT&ET…国际日本学部には、日本語で学ぶプログラム(JT)と英語で学ぶプログラム(ET)がある。
※罢颁颁日本语学校…山脇ゼミと交流がある中野区の日本语学校。

(文責:国际日本学部3年 呉汐奈)