2023年度秋学期の「国际日本学実践科目顿」では、日本の资本主义、公司経営の特徴を浮かび上がらせるプロジェクト型の学习を进めています。そのため首都圏に所在する公司本社、事业所を访问し担当役员等よりレクチャーを受ける学外実习を4回、设けることにしました。
履修生は事前に各社の経営戦略やその実现状况について学习を重ね、それぞれの视点から质问を行えるようにしています。
その2回目は、东京虎ノ门に本社を构えるJX金属株式会社でした。11月17日の午后、同社のESG推进部を访ね、同部の课长である白井孝一さんよりお话を伺い质疑を行いました。
闯齿金属は1905年创业で、铜鉱山开発を始めた茨城県日立市が创业の地となる総合非鉄メーカーです。高い导电性により电子机器等に欠かせない铜を中心として、资源开発?製錬から先端素材の生产、リサイクルまで川上から川下まで多様な事业を営んでおり、近年、竞争力の高い下流の製品、半导体材料?情报通信材料等の分野にシフトし、设备投资、R&Dを加速させています。
当日、参加した履修生は2年生から4年生の6名でしたが、同社のショールームであるSQUARE LAB見学や仮想現実(VR)を用いた佐賀関製錬所の操業現場の疑似体験などを通して、銅を中心とした非鉄金属素材がどのようなプロセスを経て社会に提供されているかを理解することができました。
また白井さんからは、学生が事前に考え示したテーマである「地域貢献としての緑化活動」「国内外の貧困対策への支援」「ダイバーシティの推進」の3つの項目についてそれぞれ、日立鉱山での植林史や今日における休廃止鉱山跡地周辺での森林整備活動、紛争鉱物と責任ある調達、ABW(Activity Based Working)をはじめとする働き方改革といった取り組みを紹介いただくとともに、コミュニケーションの活性化を促すダイバーシティ?インクリュージョンの推進や農福連携事業である「内原ファーム」(茨城県水戸市)での障がい者雇用などについても説明していただきました。
さらに、実际にオフィス内の见学もさせていただき、オフィスで快适に过ごせるように配虑された各种のアメニティなどにも触れることができました。
同社は现在、株式上场に向け準备を行っていますが、多様なステークホルダーとの関係を深めている状况に履修生は大いに刺激を受けました。
(兼任讲师:井上洋)