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农学部

【农芸化学科】植物制御化学研究室の铃木泰辉さん大川大地さんが农芸化学会関东支部大会で优秀発表赏を受赏しました

2022年09月06日
明治大学 农学部事務室

受赏された铃木泰辉さん(写真右)と大川大地さん(写真左)受赏された铃木泰辉さん(写真右)と大川大地さん(写真左)

 2022年8月27日(土)に開催された日本農芸化学会関東支部大会において、农学部农芸化学科植物制御化学研究室に所属する鈴木泰輝さん(大学院博士前期課程2年)と、大川大地さん(学部4年)の二人が優秀発表賞を受賞しました。発表演題、発表者、ならびに研究内容は以下の通りです。


铃木泰辉、来马道生、瀬戸义哉
「ケイヒ酸を骨格とした新规ストリゴラクトンアナログの合成」

大川大地、弓削匠、藤田りさ、瀬戸义哉
「条件的根寄生植物コシオガマのSL生合成酵素CCD8, MAX1, CLAMTホモログの機能解析」

研究内容
 ストリゴラクトンは、植物ホルモンとして机能するだけでなく、アフリカで甚大な农业被害をもたらしている根寄生雑草の発芽を诱导する作用を有しています。この作用に基づいて、根寄生雑草を强制的に発芽させて枯死に至らせる「自杀発芽诱导法」が考案されています。この手法を実用化するためには、合成が容易、かつ强力な活性を有する分子を入手することが重要になります。
 铃木さんの発表では、植物においても普遍的な代谢物の一つであるケイヒ酸を基本骨格にもつ新たなストリゴラクトンアナログの合成とその活性について报告しました。ケイヒ酸は、植物に投与した际に、その成长を促进する効果を有していますが、今回合成した分子は、分解されることでケイヒ酸を放出するため、根寄生雑草の発芽诱导作用に加えて、通常の植物に対する成长促进効果を併せ持つことを见出しました。根寄生植物の自杀発芽诱导と、宿主植物の生长促进という二つの作用を持った新たなタイプの自杀発芽诱导剤として期待されます。
 大川さんの発表では、根寄生植物の中でも、寄生に対する依存性が低く、自立して生育することも可能なコシオガマに着目しました。コシオガマは、他の絶対寄生性の根寄生植物とは异なり、宿主への依存性が低く、発芽时にストリゴラクトンを必要としないという性质があります。一方で、近年、コシオガマを窒素欠乏条件下に置いた际には、他の植物の根から分泌されるストリゴラクトンに応答して、根が屈曲する现象が报告されています。つまり、コシオガマも他者由来のストリゴラクトンに応答する仕组みを有しているということになります。その际、自身でもストリゴラクトンを生产する能力が保持されている场合には、自身の生产するストリゴラクトンと他者由来のストリゴラクトンをどのように识别しているのか、という点に兴味がもたれます。今回の研究成果では、コシオガマにおいても、ストリゴラクトン合成に必要な酵素の机能が保持されていることを明らかにしました。つまり、コシオガマ自身でもストリゴラクトンを生产している可能性が高いと考えられます。今后、他者由来の分子との识别メカニズムについて、さらなる研究が进展することが期待されます。本研究には、大川さんに加え、同研究室修了生の弓削匠さん(2022年3月博士前期课程修了)、同研究室博士前期课程1年在籍の藤田りささんも多大に贡献しました。