テーマ :地方都市の現場—別府市?佐伯市編
実习期间:2019年7月31日(水)~8月3日(土)
実习先 :大分県别府市,佐伯市
目的(実习のねらい):
别府市でのテーマ:「地方都市のグローバル化」
别府市は,立命馆アジア太平洋大学(础笔鲍)が立地したことにより,多様なバックグラウンドをもつ多数の留学生が暮らす街となっている。また,古くから温泉観光地として知られた别府市は,今日ではインバウンド観光の诱致に力を入れている。こうして地方都市でありながら,グローバル化の洗礼を受けた别府市において,大学や市役所,地域社会はどのような対応をしているのであろうか。それを通じて,多文化共生社会とは何かについて考えてみたい。
佐伯市でのテーマ:「自らなりわいを创る」
「田舎暮らしは魅力的だが,仕事はどうする?」と考えるとき,どうしても「雇われて働く」という选択肢にとらわれがちである。しかし,佐伯市のような地方小都市でも,雇われるのではなく,自らなりわいを创り出すことで,日々自分らしく暮らしている人々が现れ始めている。そういう人たちのバイタリティ溢れる生きざまに接することで,オルタナティブな生活の可能性について考えてみたい。
実习报告:
7月31日(水)
大分空港に集合し,10时过ぎに空港バスで出発.
11:30~ 立命馆アジア太平洋大学 ステューデントオフィス
础笔鲍は,多数の留学生を世界各国から受け入れていることで知られる.そのための取り组みについて详しく説明していただいた后,学食で昼食.ムスリムの学生向けにハラールフードが用意されている.
14:00~ 别府市文化国际课
多数の留学生の受入には,行政のバックアップも欠かせない.また,别府市は,日本を代表する国际観光都市である.别府市の多文化行政についてご説明いただいた.
宿泊先である贷间旅馆では,温泉の喷気で食材を蒸し上げる「地狱蒸し」で夕食を自炊した.その后,散歩がてらみんなで近所の温泉に.
8月1日(木)
别府から佐伯までは贷し切りバスで移动.
10:30~ リノベーションのフィールドワーク@船头町
市役所にて,建筑の仕事に携わりながらも,中心市街地に残る古い物件をリノベートして住まいにしている职员の方の话を闻く.そのあと,実际にリノベーションの现场をフィールドワーク.
14:00~ 糀屋本店にて塩麴に関する讲习
创业300年の糀屋.时代の波にもまれる中で,塩麴を世に送り出し,脚光を浴びることに.料理讲习の形を取りながら,糀と老舗公司の魅力について学ぶ.
さらにリノベーション物件を见て回った后,歴史的建造物,住吉御殿にて佐伯の人たちとの交流会!
8月2日(金)
佐伯市で,自分でなりわいを创っている人(创业者)に対して,グループごとに终日调査
事前学习の时间に学生自らアポイントを取り,あらかじめ质问项目を设定してあった.各グループが3人,计12人の创业者にお世话になり,1时间程度のインタビューを行った.
8月3日(土)
葛港から短い船旅を経て大入岛へ.
11:00~ 渔船に乗ってカキの养殖现场を见せてもらう贵重な体験をした.
13:00~ 佐伯市城下町観光交流馆にてまとめの会
全员が自分の言叶で学んだことを话した.
成果:
事前学习から実习,そしてレポート作成までの,すべての过程において,学生は多くのことを学んだ.地方都市の多くは,人口减少に直面し,地域経済にも明るい话题は少ない.それでも,自らなりわいを创って生きている人たちは,とても辉いている.学生の多くは东京でビジネスマンになる道を歩むのだろうが,そうではない生き方もあることを学んでくれたようで,今年度はレポートの出来がとてもよかった.それもこれも,毎年フィールドスタディを支えてくれる人たちのおかげです.今后ともよろしくお愿いいたします.
中泽高志 専任教授