再生された建物の説明を受ける
街歩きをしながら再生物件を巡る
実習先 : 広島県 尾道市、しまなみ海道(向島、因島)
実習期間: 10月23日~26日(3泊4日)
テーマ : 地域の潜在力を活かしたまちづくり:尾道市を事例に
目的(実习のねらい):
本讲义の目的は、広岛県尾道市における空き家や空き店舗を活用したまちづくりを题材に、フィールドワークを通じた知见や资料の収集と、それに基づくレポートの作成という一连のプロセスを経験することである。现地での実习には1、2年生を中心とした受讲生12名が参加した。
「事前学习」ではテーマ毎にグループに分かれ、フィールドワーク先の下调べを実施し,グループ毎の事前资料の作成により実习先の理解を深め,质问项目を设定した。「実习」は10月23日から26日まで3泊4日で行い、尾道市の旧市街地としまなみ海道の向岛、因岛、生口岛を中心にフィールドワークを行った。「事后报告」ではグループ毎に実习先での学习内容をまとめて报告を行った。
実习报告:
初日は移动日で午后に尾道に到着したが、全国旅行支援の影响もあり駅前広场や商店街は多くの観光客でにぎわいを见せていた。
二日目は朝に千光寺山ロープウェイを使って千光寺公园に登り、商业地がひろがる尾道水道に面した平地と、かつての豪商が竞って建てた别荘地(「茶园(さえん)」)や寺社が点在する斜面地によって构成される旧市街地の构造と特徴の把握に努めた。その后、「狈笔翱法人尾道空き家再生プロジェクト」代表理事の豊田雅子様に再生物件であるみはらし亭で合流し、再生物件の事例をご案内いただきながら斜面地を下り、再生の取り组みの成果を直に経験することができた。その后、かつての旅馆を再生させた松翠园(しょうすいえん)大広间に移り活発な质疑応答が行われ、コロナ祸の中でも空き店舗の再生が急速に进んでいることなどが绍介された。
叁日目は、日本版顿惭翱の一つである「一般社団法人しまなみジャパン」が运営するレンタサイクルを利用し、生口岛、因岛、向岛に赴き、「サイクリストの圣地」とも称され国内外のサイクリストを惹き付けるしまなみ海道の絶景を堪能した。一般道では安全を考虑してわかりやすく青色でサイクルレーンが色分けがされ、多言语による案内板が整备されるなど、利用者への様々な配虑が伺われた。最终日は朝に3日间の知见のふりかえりを行った后、帰京した。
尾道は今回参加した学生全员にとって初めて访れるまちであったが、迷路のように入り组んだ路地や坂道を歩きながら「箱庭的都市」と呼ばれる美しい景観と、またそれを守りつないでいこうとする地元の热心な取り组みに触れ、地域が点から面へと再生していく具体例を学ぶことができた。
菊地端夫 専任教授