受赏した前田直树君(右2番目)
理工学研究科机械工学専攻(机械工学系)博士前期课程2年生の前田直树君(材料强度研究室?纳冨充雄教授)が、东京工业大学(东京)で开催された日本机械学会関东支部第22期総会讲演会(2016年3月10日~11日)で若手优秀讲演フェロー赏を受赏しました。
表彰対象となった研究発表は「TiFe0.8Mn0.2 合金の添加によるMg の水素吸蔵?放出特性改善」です。水素吸蔵合金の材料としてMgは軽量(1.74 g/cm3)かつ安価であり、高い水素吸蔵量(7.6 wt.%)を示す等の利点を有していますが、水素吸蔵?放出特性が低いことが欠点です。この欠点を改善するため、常温常圧付近で容易に水素と反応する金属間化合物を触媒としてMgに添加する研究が進められています。本研究では金属間化合物触媒の中でも比較的安価なTiFe系合金に着目しました。Mgに30 wt.%のTiFe0.8Mn0.2合金とミリング助剤として5 wt.%のグラファイトやステアリン酸を添加した粉末を、メカニカルアロイングの一種であるボールミリングによって混合し、作製試料の水素吸蔵?放出特性評価を行いました。PCT測定によって最大水素吸蔵量はMg+5wt.%Grが約0.9 wt.% ,(Mg-30wt.%TFM)+5wt.%Grが約3.6 wt.%,(Mg-30wt.%TFM)+5wt.%SAが約1.7 wt.%となりました。さらに、DSC測定によって,(Mg-30wt.%TFM)+5wt.%Grは約335℃、(Mg-30wt.%TFM)+5wt.%SAは約305℃、MgH2粉末は約440℃で水素を放出しました。この結果Mg-TFM合金はMgH2に比べ、約105–135℃低い温度で水素を放出することが示されました。この研究は引き続き同研究室で実施されています。
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