受赏名:若手优秀研究発表赏
学会名:第25回无机リン化学讨论会「山形大会」若手研究セッション
开催地:米沢(山形大学)
开催日:2015年9月28-29日(発表日:9月28日)
発表者:○井ヶ田一貴, 永井 亜希子, 相澤 守, 山下仁大
演题:マクロファージ接着が引き起こす生体反応の相违
内容:
水酸アパタイト(HAp)はリン酸カルシウム類であり、歯や骨を構成する無機主成分です。ヒトの生体アパタイトは、HApを構成しているCa2+, PO43-, OH-のイオンに加えて、Na+, Mg2+, K+, CO32-, F-, Cl-イオンなどの様々なイオンをアパタイト構造内に含んでいます。なかでもCO32-イオンの含有量は3.5~7.4 mass%と他のイオンに比べて多く、生体アパタイトは炭酸イオンを構造内に置換した炭酸含有アパタイト(CAp)といえます。本研究では、マクロファージをHApおよびCApセラミックス上でそれぞれ培養し、そのときの細胞形態および炎症性サイトカインであるTumor Necrosis Factor-??(TNF-?)やMonocyte Chemotactic Protein-1 (MCP-1)などの分泌量を定量し、HApと比較して、CApの方が炎症性の低い材料であることを明らかにしました。なお、この研究は、東京医科歯科大学生体材料工学研究所(山下仁大教授?永井亜希子准教授)との共同研究により推進したものです。
今回、上记の研究成果が认められ、若手优秀研究発表赏の受赏につながりました。なお、日本无机リン化学会はリンを含有する无机物质およびそれに関係する物质に特化した学会であり、无机リン化学讨论会は今回で25回目を数えます。
関连ホームページ:
日本無機リン化学会 http://www.jaipc.jp/
応用化学科 相澤研究室 http://www.isc.meiji.ac.jp/~a_lab/