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先端数理科学研究科

【先端数理科学研究科ネットワークデザイン専攻】博士前期课程2年の伊藤亮朗さんが电力技术恳谈会で田村记念赏を受赏

2024年03月14日
明治大学 先端数理科学研究科

先端数理科学研究科ネットワークデザイン専攻博士前期课程2年の伊藤亮朗さんが2024年3月6日(水)に早稲田大学西早稲田キャンパスにて行われた电力技术恳谈会で田村记念赏を受赏しました。この赏は滨贰贰贰(米国电気电子学会)や颁滨骋搁贰(国际大电力网会议)の国际的研究活动でたいへん活跃した早稲田大学理工学部电力系统研究室田村康男教授の业绩にちなんで平成13年に创设され、电力システムを研究する大学院生の研究活动を一层、活性化するための赏です。

令和5年電気学会電力?エネルギー部門大会で発表された論文「Discrete Quantum Brain Storm Optimizationを用いた配電系統状態推定のためのμPMU最適配置」が受賞対象です。この論文では、高精度進化的計算法であるQuantum Brain Storm Optimization (以後QBSOと略記)を用いることにより、配電系統におけるμPMU(Micro Phasor Measurement Unit)を最適配置するための手法を提案しました。
配電系統における観測器としてμPMUを用いることにより、高精度に電圧や電流、位相の観測を行い配電系統の状態監視が可能となります。しかし、配電系統の規模やコストの観点から、μPMUを配電系統の全ノードへと設置することは困難であるため、配電系統内のどのノードにμPMUを配置することが最適であるかどうかを決定する問題を解く必要があります。そのため、従来の進化的計算法であるBrain Storm Optimization (BSO)に量子コンピューティングの概念を導入したQBSOを用いた手法を提案しました。提案法の有効性を示すためにIEEE(米国電気電子学会)69ノード配電系統に適用した結果、従来法よりも良好な結果を得ることを確認しました。

明治大学大学院