理工学研究科応用化学専攻博士前期课程2年の萧名吟(しょう めいぎん)さん(永
井一清研究室)が、早稲田大学西早稲田キャンパスで5月9日~10日に开催された日本
膜学会第41年会にて学生赏を受赏した。発表题目は「最大结晶化度を持つポリ乳酸膜
の水中における酸素及び二酸化炭素透过性に対するファウリングの影响」であり、国
内外からよせられた対象论文の中から选ばれた。
近年、地球规模での环境?资源问题への意识の高まりからプラスチックも石油由来か
ら植物由来にシフトする动きが加速している。中でもポリ乳酸(笔尝础)は生分解性を
有することから、材料廃弃时の环境负荷の低减にも寄与できると期待されている。
萧名吟さんの研究は、笔尝础をペットボトルの代替材料として念头におき、炭酸饮料用
ボトルに求められる炭酸ガスと酸素ガスの高いバリア性と、ボトル内壁に付着して汚
染する甘味成分のモデル化合物として用いたグルコースのファウリング効果に関する
ものである。
本審査では、国際ジャーナル誌に発表した研究(M. Hsiao, S. Nara, T. Kitagawa,
and K. Nagai, Effect of glucose fouling on the dissolved gases permeation
through maximum-crystallized poly(lactic acid) films, Journal of Applied
Polymer Science, 135, 46604.1-46604.11, DOI: 10.1002/app.46604 (2018).)を発
展させて、より高度な材料设计をするための提案と実际に実験にて証明がなされた点
が高く评価された。
(関连ホームページ)
日本膜学会ホームページ
理工学部応用化学科
永井一清研究室
明治大学高分子科学研究所
膜学会第41年会赏状