入试情报
総合文化教室
あなたの世界から一歩外へ 水野 真紀子 専任講師
初めての経験は問いにあふれていて、3 歳になる娘は「なぜ?」と繰り返し尋ねます。けれど彼女は、私の与えたその場しのぎの答えに案外簡単に納得してしまうことがあり、私は自分の不誠実が彼女の世界の一部を構成してしまったことに少し罪悪感を抱くのです。日本に暮らす多くの人は物わかりが良すぎて、社会がいい加減に決めたことを受け入れようと努力します。けれど、私たちは本当にそうやって生きていか
なければならないのでしょうか。
大学には、あなたを今いる场所から连れ出してくれる人や知识との出会いがあります。あなたの视界の外にはどこまでも世界が続くけれど、一歩外に出なければそれに気づくことはないでしょう。自分のものではない言叶や文化にふれると、今いる世界の当たり前がそうでなくなる时が来ます。自分の声を闻き漏らすことなく、问い続けること。ひとつに见えていた価値の基準が复数になった时、あなたが世界を选ぶ侧にな
るのだから。気に入らなければ出ていける力をつけて、自分のでこぼこ道を进め。
なければならないのでしょうか。
大学には、あなたを今いる场所から连れ出してくれる人や知识との出会いがあります。あなたの视界の外にはどこまでも世界が続くけれど、一歩外に出なければそれに気づくことはないでしょう。自分のものではない言叶や文化にふれると、今いる世界の当たり前がそうでなくなる时が来ます。自分の声を闻き漏らすことなく、问い続けること。ひとつに见えていた価値の基準が复数になった时、あなたが世界を选ぶ侧にな
るのだから。気に入らなければ出ていける力をつけて、自分のでこぼこ道を进め。
ノイズに耳をそばだてて 鞍田 崇 准教授
十七歳の春、僕は家出した。午前四时、暗く、まだ肌寒い街をあとにした。行くあてなんてない。ここにはいられないという衝动のまま。「ここ」というのは、家であり、学校であり、日常のいっさいがっさい。つまり、ゲンジツトウヒ。ただ、あのとき飞び出していなかったら、いまの自分はない。こう、なんだろうモヤモヤした感じ、心の中のノイズみたいなもの——たとえば、これが本当にしたいことなのかという问いかけ。そうしたものたちにはじめて、愚直にも正面から向かい合ったのが、この家出だった。それでスッキリしたわけじゃなく、その后の人生では、さらに上手のモヤモヤに溃れそうになったこともあるけれど、结果、いつも自分のノイズに耳をそばだててきた気がする。いまだってそうだ。家出こそしないものの、あたりまえのままにスルーできない何かが僕を駆り立てる。土地へ、自然へ、手仕事へ。ひとのノイズに応じるのは得意ではないけれど、それをないがしろにしない、まだ见ぬ谁かと出会うのを楽しみにしながら。
考えているあなたはステキです 松澤 淳 教授
スマートフォンの画面をタップするだけで必要な情报があっという间に手に入る、便利な时代になりました。でも、时には厚い辞书や书物のページをめくりながら、「人」が创造してきたものについて、じっくりと考えを巡らせてみませんか。たとえば、授业やゼミナールの中で、难解な思想を体験したり、外国语を学び异文化に直接ふれたり、映画の世界に游んだり、小説の一字一句を楽しんだりする。そのあとに、そのとき感じた想いを自分の言叶で表现して発表してみる。ひとつの答えだけを求められることのないそんな时间にこそ、「知る」ことのスリリングな醍醐味や「学ぶ」ことのワクワクするような喜びがあるはずです。そして、そうした思考のトレーニングによって育まれる自由な発想や柔软なものの见方が、これからみなさんが研究しようと思われている専门领域と深くかかわっていくことになるのです。心も体もしなやかであり続けるために、私たち総合文化教室のメンバーは、みなさんのサポートを惜しむことはありません。自らの可能性をともに広げていきましょう。
世界の豊かさに触れてください 清水 則夫 准教授
たとえば、インターネットを想像してみてください。そこには数えきれないほど多くの情报が、国境を越えて流れています。ですが、国境はなくとも言叶の壁は消えません。インターネットで何かを调べる场合、日本语のみで検索するよりも、英语も使うほうが、はるかにたくさんの情报を得ることができます。言叶を知るということは、それだけ多くの可能性を手にすることです。また异言语の情报は、それを読むだけで理解できるとは限りません。その背景には、それぞれの文化があります。技术が进歩し、世界が物理的に狭く感じられるように変わっても、世界の多様性は変わらずに存在しています。ここまでは世界の横の広がりについての话です。実际にはそれに加え、歴史という縦の広がりもあります。世界とは、途方もなく豊かなものです。私たち総合文化教室は、みなさんにその豊かさを感じてほしいと愿う者の集まりです。私たちと一绪に、世界に触れてみてください。それはきっと、みなさんの生涯の财产となるはずです。
総合文化という料理 井上 善幸 教授
世界には美味しい料理がたくさんあります。フランス料理、イタリア料理、中华料理など、さまざまです。日本料理もその中のひとつでしょう。皆さんにはぜひそれらをじっくり味わって、违いの分かる(肠耻濒迟耻谤别诲)人になって欲しいと思います。
では、そのためにはどうすればよいのでしょう? フランスに、イタリアに、中国に、あるいは直接レストランに行けばよい。そう、一応それはその通り。でも、どのレストランが美味しいか分かりますか? またそれができない时はどうすればよいのか? 一番手っ取り早いのは自分で作ることです。そのためには食材を手にいれなければなりません。どんな食材を买えばよいのでしょう? 作り方は分かりますか? それを知るにはどうすればよいか。料理本を买いますか? 多分ね。でもそれを読んでどんな料理になるか、また味まで想像するとなると、なかなか难しい。しかももしそれが外国语で书かれた料理本ならどうしますか? やはり一流のシェフに习ってみたいと思いませんか?
その时こそ、総合文化のスタッフが手助けできる时です。外国文化という料理にチャレンジする时は外国文化専门のスタッフが、芸术という料理にチャレンジする时は、芸术専门のスタッフが、またスポーツという料理に挑戦する时はスポーツ専门のスタッフが、とびきり美味しくて栄养豊かな、ファストフードでは絶対味わえない料理を皆さんに提供すべく、腕によりをかけて待っています。どこのレストランが美味しいか、どうすれば美味しい料理が作れるのか、その秘诀を伝授しましょう。一度でもこの料理の美味しさに目覚めた人は、自らの庭を耕す(肠耻濒迟颈惫补迟别)必要性を痛感してくれるでしょう。
では、そのためにはどうすればよいのでしょう? フランスに、イタリアに、中国に、あるいは直接レストランに行けばよい。そう、一応それはその通り。でも、どのレストランが美味しいか分かりますか? またそれができない时はどうすればよいのか? 一番手っ取り早いのは自分で作ることです。そのためには食材を手にいれなければなりません。どんな食材を买えばよいのでしょう? 作り方は分かりますか? それを知るにはどうすればよいか。料理本を买いますか? 多分ね。でもそれを読んでどんな料理になるか、また味まで想像するとなると、なかなか难しい。しかももしそれが外国语で书かれた料理本ならどうしますか? やはり一流のシェフに习ってみたいと思いませんか?
その时こそ、総合文化のスタッフが手助けできる时です。外国文化という料理にチャレンジする时は外国文化専门のスタッフが、芸术という料理にチャレンジする时は、芸术専门のスタッフが、またスポーツという料理に挑戦する时はスポーツ専门のスタッフが、とびきり美味しくて栄养豊かな、ファストフードでは絶対味わえない料理を皆さんに提供すべく、腕によりをかけて待っています。どこのレストランが美味しいか、どうすれば美味しい料理が作れるのか、その秘诀を伝授しましょう。一度でもこの料理の美味しさに目覚めた人は、自らの庭を耕す(肠耻濒迟颈惫补迟别)必要性を痛感してくれるでしょう。