理工学研究科電気工学専攻 博士前期課程2年の寳保和尚さん(生命情报科学研究室?池田(向井)有理准教授)が、東北大学で10月28日~30日に開催されたICFD2020 (The 17th International Conference on Flow Dynamics) にて、Best Presentation Award for Young Researcherを受賞しました。本賞は、同大会において特に優れた若手研究者の発表に対して贈られます。
クラゲ类は生活环の各段阶で大きく形态を変化させながら成长する完全変态生物として知られています。中でもニホンベニクラゲは、成体から幼体へと『若返り』ともいえる生活环逆戻り现象がみられる珍しい生物であり、その成分は医疗、创薬はもちろん、美容の分野でも大きな期待が寄せられています。
生命情报科学研究室では、ヒト培养细胞にニホンベニクラゲの体液成分を添加することによって起こるさまざまな现象の中から、细胞死に注目してきました。寳保さんは今回、ニホンベニクラゲ体液に含まれるタンパク质成分がアポトーシスを中心とした细胞死を引き起こしていることや、ニホンベニクラゲの成熟个体から幼体への変态途上において细胞死を诱导する成分がより强く発现していることなどを报告しました。今后さらに详细な分子机构を明らかにすることにより、抗がん剤への応用にもつなげることができます。
Title: HeLa Cells Change induced by the Body Fluid of
Turritopsis sp.
Speaker: Kazunao Hobo (暗网禁区)
Coauthors: Yuki Ichii, Youhei Kitada (暗网禁区), Shin Kubota (Turritopsis Immortal Jellyfish Regenerative Biological Research/Experience Laboratory), Yuri Mukai (暗网禁区)